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2011年3月5日土曜日

Feed The Birds


愉しい曲、美しい曲が散りばめられた『メリー・ポピンズ』の中の一曲。印象に残るフレーズは、寝顔に語りかけるように歌う‘Though her words are simple and few, Listen, listen, she's calling to you.’ 難しい言葉がたくさん出てくると“高尚”などと考えがちですが、さにあらず。少なくて易しい言葉で語られる大きな深さに共感を添える歌。two , too , to  が同じ発音だからこそ、2ペンスを差し出す簡単さと本来性を問いかけられるのだとも感じさせられます。

【曲紹介】
◯『Mary Poppinsメリー・ポピンズ』は、1964年に製作されたディズニー製作のミュージカル映画。実写とアニメーションの融合という面でも特筆すべき作品。

◯音楽は、ロバート・シャーマンRobert B. Sherman とリチャード・シャーマンRichard M. Sherman のシャーマン兄弟。主演のジュリー・アンドリュースが主要な曲を歌っているが、彼女が関わっていない歌も含め、全ての歌が名曲。

◯原作者のパメラ・トラバースPamela Lyndon Travers(本名ヘレン・リンドン・ゴフHelen Lyndon Goff)は映画全体に不満で、シャーマン兄弟の音楽さえ原作にマッチしていないと考えていたらしい。

◯ 『Feed the Birds』(邦題:2ペンスを鳩に) は、翌日を控え、眠れない子どもたちを寝かしつけるためにメリー・ポピンズが歌う‘餌売りのおばあさんのおはなし’。

◯2ペンス硬貨(表面: 銅、内部: 鉄)の裏には、プリンス・オブ・ウェールズの羽根徽章が描かれている。

【歌詞】
Early each day to the steps of Saint Paul's
The little old bird woman comes
In her own special way to the people she call,
"Come, buy my bags full of crumbs;
Come feed the little birds,
Show them you care
And you'll be glad if you do
Their young ones are hungry
Their nests are so bare
All it takes is tuppence from you
毎日朝早く、セントポール大聖堂の階段に
小柄なおばあさんがやってくるの
おばあさんは、鳥の餌を売っているんだけど
決まったやり方があって、こんな風に呼びかけるの
“いらっしゃいな、パンくずが入った袋はいかがですか
鳥にあげて下さいな
鳥たちを想っている事を
鳥に直接伝えてちょうだいな
そうすればご自分も楽しくなりますよ
雛がお腹をすかせているというのに
巣の中は空っぽで食べるものが無いんですよ
たった2ペンスですよ”

Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag
Feed the birds," that's what she cries
While overhead, her birds fill the skies
“鳥たちに餌を 一袋2ペンスですよ
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンス
鳥に餌をあげて下さいな” おばあさんはそう言い続けるの
そんなおばあさんの頭の上では
数えきれないほどのたくさんの鳥たちが空を舞い踊っているの

All around the cathedral the saints and apostles
Look down as she sells her wares
Although you can't see it,
You know they are smiling
Each time someone shows that he cares
聖堂のまわりでは聖人と使徒たちが
おばあさんが餌を売るのを見ているのよ
たとえ私たちの眼には見えなくても
誰かが恵みを見せるたびに
その方々が微笑んでいるのがわかるでしょうね

Though her words are simple and few
Listen, listen, she's calling to you
"Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag"
おばあさんが口に出す言葉は
少ないし簡単なことだけれど
でもちゃんと聴いてみて
あなたに呼びかけているのだから
耳を傾けて
“鳥たちに餌を与えてくださいな、一袋2ペンス
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンスですよ ”

Though her words are simple and few
Listen, listen, she's calling to you
"Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag"
おばあさんが口に出す言葉は
少ないし簡単なことだけど
でもちゃんと聴いてみて
あなたに呼びかけているのだから
耳を傾けて
“鳥に餌を与えてくださいな、一袋2ペンス
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンスですよ ”

*tuppence[tˈʌp(ə)ns ]:《英口語、下町訛り》 =two pence.
(happen[haepn])
*care ware bare
*cry sky
*feed:(希望などで)<人を>慰める

2011年1月28日金曜日

Wouldn't It be Loverly?


‘こんなことがあったら、どんなに素敵だろう?’と貧しい花売り娘が想像して歌うシーン。イライザを演じたジュリー・アンドリュースは、舞台ならではの誇張を駆使し、やや大げさにコックニー訛りを織り交ぜ、その後の展開が詰め込まれた温かな灯りが次々と楽しげに集っていくよう。物語の中でではあるが、唄いながら想像したことは、すべて叶えられていく。


【曲紹介】
◯映画化もされたブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』(1956) の一曲。
作詞:Alan Jay Lerner、作曲:Frederick Loewe 。


◯物語の発端は、ロドンの下町コベント・ガーデン。たとえば、ei はすべてa、hは発音されないという設定。



◯映画化(1964)では、オードリー・ヘプバーンがイライザ役を演じ、街娘の個性がさらに増幅された。


◯ジュリー・アンドリュースは、同じ年(1964)『メリー・ポピンズ』でロンドンの下町を舞台に大活躍。その後の『サウンド・オブ・ミュージック』の主演へとつなげていく。


【歌詞】
It's rather dull in town, I think I'll take me to Paree. 
Mmmmmm. 
The mistress wants to open up 
The castle in Capri. 
Me doctor recommends a quiet summer by the sea! 
Mmmm, Mmmm, wouldn't it be loverly? 


 以下 Eliza が唄う 


All I want is a room somewhere, 
Far away from the cold night air.
With one enormous chair, 
Aow, wouldn't it be loverly?
あたいの望みはね
冷たい風が入ってこないような場所で
上等な椅子に腰掛けながら夜を過ごしてみたいってこと
ねぇ、素敵だと思わない?





Lots of choc'lates for me to eat, 
Lots of coal makin' lots of 'eat.
Warm face, warm 'ands, warm feet,
Aow, wouldn't it be loverly?
あたいが食べていいチョコレートがたくさんあって
暖炉の炭もふんだんに使ってよくて
顔も、手も足もあったかくなるんだ
わぉ、素敵だと思わない?




Aow, so loverly sittin' abso-bloomin'-lutely still. 
I would never budge 'till spring 
Crept over me windowsill.
なぁ〜んの心配もなく
窓際にじっとしながら
春を待つなんて
そうできたら、なんて素敵だろう



Someone's 'ead restin' on my knee, 
Warm an' tender as 'e can be. 'ho takes good care of me, 
Aow, wouldn't it be loverly?
Loverly, loverly, loverly, loverly
そんでもって 誰かの頭があたいの膝に乗っかってる
あったかくてやさしい彼氏が あたいの面倒をみてくれるんだ
そうなったら、なんて素敵だろう
素敵、素敵、そうなったら素敵...
なんて素敵なんでしょう





[REPEAT]