2011年3月2日水曜日

(You Make Me Feel Like) A Natural Woman


キャロル・キングが、アレサ・フランクリンに提供した曲。とはいえ、自分にとっては『つづれ織り』 を締めくくる大切な曲。アレサの歌唱でもなく、成熟した現在のキャロル・キングでもなく、頬が桃色な若き日の彼女の、少々ピアノを叩き過ぎ気味の暖唱が心に響きます。解釈は人それぞれですが、自分なりにゆっくり訳してみて、意味を大きく取り違えていたように感じました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Calole King 、Gerry Goffin、 Jerry Wexler。

◯ キャロル・キングCAROLE KING のセカンドアルバム『Tapestry(つづれおり)』(1971) 収録。

【歌詞】(かなり意訳)
Looking out on the morning rain
I used to feel uninspired
And when I knew I had to face another day
Lord, it made me feel so tired
Before the day I met you, life was so unkind
Your love was the key to my peace of mind
Cause you make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural woman
朝になって雨が降ってるのを見ると
何もしたくない気持ちになってしまっていた
また一日が始まるのかと思うと
それだけで、疲れきってしまって
ああ、神様、どうしようって
あなたに会ったあの日が来るまで
人生そのものに恵まれていないように感じていた
でも、あなたが安らぎへの扉を開いてくれた
あなたと会って 
女性って本来こういうものなのかもって
感じられるようになった
そう感じられるようになった


When my soul was in the lost-and-found
You came along to claim it
I didn't know just what was wrong with me
Till your kiss helped me name it
Now I'm no longer doubtful of what I'm living for
Cause  if I make you happy I don't need to do more
You make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural woman
私の魂は、遺失物取扱所にあったようなもの
自分で自分が、一体何がわるいのかわからなかった
あなたが取りに来てくれて
キスしてくれて
本当はどこにいるべきかわからせてくれた
もう何のために生きているかなんて迷ったりしない
だってもし、私があなたを幸せにすることができたら
それ以上のことを考える必要もないのだから
あなたが私の本来の姿をわからせてくれた
本当はこういう女なんだって
自然に感じさせてくれるから
そう感じさせてくれるから

Oh, baby, what you've done to me
You make me feel so good inside
And I just wanna be close to you
You make me feel so alive
You make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural natural woman
You make me feel, you now you make me feel,
You make me feel like a natural woman
Natural woman
ねぇあなた、あたしに何をしたの ?!
あなたがいるととても気持ちが落ち着くの
そしてただ、あなたの近くにいたいと思うだけ
あなたが私に、生きてるって感じさせてくれる
そうなのよ。あなたといると感じられるの
自然なありのままの女性だって
あなたがそう感じさせてくれる
本来の自然な女になれる気がする
素直にそう感じさせてくれる

2011年3月1日火曜日

Respect (as women's assertion)


男性の言い分に対して、女性からの‘アンタこそ、私をないがしろにしないで!’というアレサ版リスペクト。60年代後半、高揚してきたウーマン・リヴ運動の旗印としても活用されたという歌。1本映画が撮れそうなくらい、この怒れるマダムの生活が想像されます。オーティス版とは異なる編曲に加え、コーラスがご近所さんや井戸端会議のように聴こえ、女性の連帯感を増幅させてくれます。それにしても、強烈な HEY!

【曲紹介】
◯1967年、リリース。歌詞は、Otis版に対する強烈なしっぺ返し。

◯アレサ・フランクリンは、この曲でグラミー賞(R&B女性ヴォーカル)を受賞。

【歌詞】
Hey! What you want
Baby, I got
What you need
Do you know I got it?
All I'm askin'
Is for a little respect when you come home (just a little bit)
Hey baby (just a little bit) when you get home
(just a little bit) mister (just a little bit)
何ですって!アンタがして欲しい事ならお見通しよ
わかってるわよ、そのくらい
アンタこそ、私がどうして欲しいのか知ってんの?
こっちこそ、家に帰ってきたときくらい
私のこと、ないがしろにしないで欲しいのよ
ダンナならダンナらしくしなさいよ!

I ain't gonna do you wrong while you're gone
Ain't gonna do you wrong (oo) 'cause I don't wanna (oo)
All I'm askin' (oo)
Is for a little respect when you come home (just a little bit)
Baby (just a little bit) when you get home (just a little bit)
Yeah (just a little bit)
アンタが出かけている間
私がしたい放題ですって?
そんなことしてないでしょ!
アンタをヒドい目に合わせたりしてないわよ
私が求めていることはただ
あなたが家に帰って来る時に
私をちょっとでいいから、大事にしてほしいってことだけよ
ほんのちょっと、ほんの少しでいいから

I'm about to give you all of my money
And all I'm askin' in return, honey
Is to give me my profits
When you get home (just a, just a, just a, just a)
Yeah baby (just a, just a, just a, just a)
When you get home (just a little bit)
Yeah (just a little bit)
お金ならほとんど全部アンタが持ってるじゃない
こっちに返してくれてもいいんじゃないの?
私の分があっていいはずよ
帰って来るなら
帰って来るんだったら
私が困らないようにしてちょうだい!

Ooo, your kisses
Sweeter than honey
And guess what?
So is my money (oo)
All I want you to do for me
Is give it to me when you get home (re, re, re ,re)
Yeah baby (re, re, re ,re)
Whip it to me (respect, just a little bit)
When you get home, now (just a little bit)
そうね、アンタのキスは蜜よりも甘い
でも、だからって何さ!
私のお金は私のお金じゃない
アンタにして欲しいことはただ
家に帰って来る時ぐらい
ちょっとでいいから
少しでいいから
私に対して敬意を示してほしいのよ
そうすれば、私だってイヤな気分にならないわ
家に帰って来た時くらい、そうしてよ
(大それた望みじゃないわ)

R-E-S-P-E-C-T
Find out what it means to me
R-E-S-P-E-C-T
Take care, TCB
アール-イー-エス-ピー-イー-シー-ティー
スペルわかってる? 
リスペクトって言葉が、
私にとってどれほど大切か考えた事ある?
血の巡りが悪いんだったら、もう1回言うわよ
アール-イー-エス-ピー-イー-シー-ティー
アンタこそ、気をつけなさいよ
やることやってよ、 仕事しなさいよ!

Oh (sock it to me, sock it to me,
sock it to me, sock it to me)
A little respect (sock it to me, sock it to me,
sock it to me, sock it to me)
Whoa, babe (just a little bit)
A little respect (just a little bit)
I get tired (just a little bit)
Keep on tryin' (just a little bit)
You're runnin' out of foolin' (just a little bit)
And I ain't lyin' (just a little bit)
(re, re, re, re) 'spect
When you come home (re, re, re ,re)
Or you might walk in (respect, just a little bit)
And find out I'm gone (just a little bit)
I got to have (just a little bit)
A little respect (just a little bit)
Listen !
(私を責めるなんて、責めるなんて、
どういうこと?)
ないがしろにしないで!
少しは大事にしてよ
ウンザリするわ
(私を責めるなんて、責めるなんて)
あんたこそ、努力しなさいよ!
バカなことばかり言ってないで
私は間違った事を言っているわけじゃない
家に帰って来た時くらい、私を尊重して
でなかったら、今度家に入って来た時
私の方が出て行っているかもしれないわよ
ちょっとしたことじゃない
(どこをほっつき歩いてるんだか知らないけどさ)
家に帰ってきたときぐらい
私をないがしろにしないでちょうだい
わかってんの!ちゃんと聞きなさいよ!

*正確には聴き取れず...。‘相当怒っている’雰囲気ということは伝わってきますが。

*www. rock-songs.com/songfacts によれば、
① The lyric "Take care, TCB" is often misheard. "TCB" means "Taking Care of Business."
②Aretha's line, "Sock it to me," which is a sexual reference, became a catch phrase on the TV show Laugh In in the '70s.
とのことです。②については、敢えて‘こっちが責められちゃ、たまらないわ’としました。

2011年2月28日月曜日

Respect (as a man's plea)


オーティス・レディングを知ったのは、忌野清志郎率いるRCサクセションの音楽を通してでした。‘え?まんま?’というくらい強い影響を受けていた事が、即座に理解できました。飾り気のない、素直に自分から出てくる心情の発露ーリズムとブルースの合体で到達できる‘距離’を感じさせてくれる曲であり、歌唱。ガッガッガがguys のguts のように聴こえます。 ‘respect’ という単語こだわりすぎず、でも意味するところをできるだけ尊重して、訳してみました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、オーティス・レディング Otis Redding 。1965 年にリリース。

◯1967 年にアレサ・フランクリンに提供され、大ヒット。曲は同じだが、歌詞はオーティスの男性ヴァージョンに対する女性の立場からのアンサー・ソングとなっている。

【歌詞】
What you want
Honey you've got it
And what you need
Baby you've got it
All I'm asking
Is for a little respect when I come home
ハニー、いったい何して欲しいんだ
欲しい物は全部やったろ
何が要るっていうんだ!
ベイビー、もう全部手に入れてるじゃないか!
お願いだから
家に帰った時ぐらい
もうちょっと大事にしてくれよ

Do me wrong
Honey if you wanna
You can do me wrong Honey while I am gone
But all I'm asking for
Is for a little respect when I come home
やりたい放題できるだろ?
ハニー、何だってできるはずだ
俺が外に行っている時には
だからさ、お願いだから
家に帰ったときぐらいは
つれなくしないで欲しいんだ

Hey little girl, you're so sweeter than honey
And I am about to just give you all my money
All I'm asking for
Is a little respect when I come home
Hey, Hey, Hey
かわいいお前、蜜より甘い
そんなお前に稼ぎをほとんど渡しているだろ
だから、帰ってきたら、
少しは大切に扱ってほしいのさ

Hey little girl, you're sweeter than honey
And I am about to give you all my money
But all I want you to do
Just give it, give it
Respect when I come home
Hey,Hey,Hey
かわいいお前、蜜より甘いハニー
そんなお前に稼ぎをほとんど渡しているだろ
だからさ、今度はお前の番じゃないか
帰ってきたら、
少しは大切に扱ってくれよ

Respect is what I want
Respect is what I need
Respect is what I want
Respect is what I need
俺を大事にしてくれ
そうして欲しいのさ
大切に扱ってくれ
望んでいるのはそれだけさ

Got to, got to have it
Got to, got to have it
Gotta, got to have it
Gotta, got to have it
それだけさ
それだけのことさ
わかってくれよ
そう思っているだけさ

2011年2月27日日曜日

That's what friends are for


友情がテーマ。『愛のハーモニー』という邦題に、当初は違和感を覚えましたが、確かに作者や演奏者も含め、全員のハーモニーで成り立っていることを実感させられてからは、すんなり受け容れられるようになりました。それに、友情も愛のひとつの形。「いつでも駆けつけるから、あてにしていいのよ」と言いつつ、「もし、思い出してくれるなら」と、あくまでも押し付けがましくない、‘覚えておいてね’が、友情の前提と知らされます。

【曲紹介】
◯作詞:キャロル・ベイヤー・セイガーCarole Bayer Sager、作曲:バート・バカラックBurt Bacharach。この夫婦(当時)による曲としては、『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』他がある。

◯曲の完成は1982年。映画『ラヴ・イン・ニューヨーク』のエンディングで、ロッド・ステュワートが歌っている。

◯ディオンヌ&フレンズDionne And Friends(Dionne Warwick, Elton John, Gladys Knight and Stevie Wonder)のヴァージョンは、1985 年11月リリース。ディオンヌとバカラックは、60年代を通して名コンビだったが、当時は絶縁状態。この曲は、それが打開される契機になったという。

◯レコーディングを偶然聴きにきたエリザベス・テーラーの橋渡しによってチャリティ・ソングとなり、収益はAMFAR(アメリカエイズ研究機関)に寄付された。

◯当初は、ディオンヌ・ワーウィックとスティービー・ワンダーのデュエットとして企画されたらしいが、チャリティ・ソングとして発売される事が決定し、グラディス・ナイトGladys Knight、そしてエルトン・ジョンElton Johnが加わったとか。

◯作詞、作曲者とともに。エルトン・ジョンは残念ながら欠席。こちら→ http://youtu.be/NoMC1aLSM0Q

◯歌詞を見ながら唄いたい場合には、こちらhttp://youtu.be/Ju-rRSJRZO4 。ディオンヌ。スティービーと、ホイットニー・ヒューストン、ルーサー・ヴァンドロスの四人で。

【歌詞】
And I, never thought I'd feel this way
And as far as I'm concerned
I'm glad I got the chance to say
That I do believe I love you
そうね、こんな風に感じるなんて思ってもいなかった
私に関する限り
こんな風に言えるチャンスが訪れたことを嬉しく思うわ
今あなたに、I love you って自信を持って言える

And if, I should ever go away
Well then close your eyes and try
To feel the way we do today
And then if you can remember
もし、私が遠くに行かなければならないとしたら
その時はあなたは瞳を閉じて こうしてみて
今日感じたように、試してみて
もしその時、想い出せたなら

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For good times and  bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私をあてにしていいのよ、本当よ
友達って、そのためにいるようなもの
いい時であろうと、悪い時であろうと
これから先ずっと、いつだって私はあなたの味方
友達ってそのためにいるものだから

Well you came and opened me
And now there's so much more I see
And so by the way I thank you
貴方と出会って、私の心は開かれた
そして今、
あの頃よりももっとたくさんのことがわかるようになった
だから、ともかく、あなたに感謝している

And then, for the times when we're apart
Well then close your eyes and know
These words are coming from my hearts
And then if you can remember
それから、私たちが離れている時には
目を閉じて、そして想い出してほしい
今から言う言葉は 私の心からの気持ちだということ
もし、覚えていてくれるなら

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
in good times and in bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私を頼りにしていいの、本当よ
友達ってそのためにいるようなもの
いい時も、悪いときも
これから先ずっと、私はあなたの側にいる
友達ってそういうものだから

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For  good times and bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私を頼りにしていい、本当よ
友達はそういう時のためにいるもの
いい時だろうと、悪いときだろうと
いつだって、私はあなたの側にいる
友達ってそういうもの

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For  good times and bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつでも私を頼りにしていい、本当に
友達ってそのためにいるものだから
いい時とか、悪いときとか関係ない
これから先も、ずっと私はあなたの側にいる
友達だから

2011年2月26日土曜日

Son of a Preacher Man


歌姫降臨!Joss STONE! UK Music Hall Of Fame(UK音楽の殿堂)に、ダスティ・スプリングフィールドらが殿堂入りしたのを記念して行われたパフォーマンスの映像。ジャニス・ジョプリンの再来と言われてもいますが、ソウルフルな歌唱に圧倒されます。声そのもののの魅力に加え、美脚と美貌を兼備。J・ブラウン(同じく2006年殿堂入り)とも共演を果たし、今後益々活躍するであろうアーティストと確信しています。


【曲紹介】
◯作詞/作曲は、 John Hurleyと Ronnie Wilikins 


◯元々は、アレサ・フランクリンのために書かれた曲だったが、アレサがお気に召さず、Dusty Springfield が唄う事に。1968年、アルバム『 Dusty in Memphis 』収録。


◯ Dusty Springfieldのヴァージョンはこちらhttp://youtu.be/dp4339EbVn8


◯ Aretha Franklin のヴァージョンはこちらhttp://youtu.be/xD42WhNl9z0


◯ Tina Turnerのヴァージョンはhttp://youtu.be/zKdwjClcIKc


【歌詞】
Billy-Ray was a preacher's son
And when his daddy would visit he'd come along
When they gathered around and started talkin'
That's when Billy would take me walkin'
Out through the back yard we'd go walkin'
Then he'd look into my eyes
Lord knows to my surprise
ビリー・レイは説教師の息子だった
父親、つまり説教師が来るときはいつもいっしょにやって来た
皆を集めての説教が始まると
ビリーは私を散歩に連れ出した
墓地の中をそぞろ歩いては
私の眼をじっと覗きこんだ
私の驚きは神のみぞ知る


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was,  he was, ooh, yes,he was
私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


Bein' good isn't always easy
No matter how hard I try
When he started sweet-talkin' to me
He'd kiss tell me "Everything is all right"
He'd kiss tell me "Everything is all right"
Can I sneak away again tonight?
いい子でいるってのはたやすいことじゃない
どんなに一生懸命そうあろうとしても、なかなかできない
あの男は甘い言葉を言い始めては
決まってキスしながら語りかける
「大丈夫だよ。
ねえ,大丈夫だってば。
また今夜こっそり連れ出してもいいかい?」


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, yes, he was, ooh,yes, he was
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


How well I remember
The look that was in his eyes
Stealin' kisses from me on the sly
Takin' time to make time
Tellin' me that he's all mine
Learnin' from each other's knowin'
Lookin' to see how much we're growin’
よく覚えているわ
あの男の目つき
こっそり私から唇を奪う時の
じらして時間をかせぐ時の
僕は君のものって言ってる時の
お互いを知ってからの、得意そうな顔になった時の
二人が大人になって行くのを確かめる時の
あの男の目つき


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, he was, ooh,yes, he was
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, yes, he was, ooh, he was
The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ
あの説教師の息子だけ

2011年2月25日金曜日

The City Of NewOrleans


The City Of NewOrleans はシカゴ⇄ニューオリンズ間を走るAMTRAKの列車の愛称。経由地はメンフィス。いかにも列車に乗って旅をしているような感覚に誘う歌。歌が終わる頃には、この列車に乗って、シカゴからニュー・オリンズへとさまざまな音楽の故郷を訪ねる長い旅をしてみたくなること必至!さまざまな歌手がカバーしていますが、ウィリー・ネルソンの声とハーモニカの音が、郷愁の中に潜む愉快な仲間たちを連想させてくれます。


【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Steve Goodman


◯1972年、Arlo Guthrie のアルバム『Hobo's Lullaby』収録。→http://youtu.be/OfxoM6trtZE


◯1984年、Wille Nelson がカヴァーし、大ヒット。


◯Johnny Cash、John Denver ら多くのアーティストがカヴァーしている。


◯The Highwaymen(ウィリー・ネルソン、 ジョニー・キャッシュ、クリス・クリストファーソン、ウェイロン・ジェニングスによるスーパーグループ)のヴァージョンはこちら → http://youtu.be/94AF_-RIl0E



【歌詞】
Riding on the City of New Orleans,
Illinois Central Monday morning rail
Fifteen cars and fifteen restless riders,
Three conductors and twenty-five sacks of mail.
All along the southbound odyssey
The train pulls out at Kankakee
Rolls along past houses, farms and fields.
Passin' trains that have no names,
Freight yards full of old black men
And the graveyards of the rusted automobiles.
シティー・オブ・ニューオリンズ号に乗っていくのさ
イリノイ-セントラル鉄道の。
月曜日の朝、15車両に寝ずに過ごす乗客が15人
車掌は3名、郵便物は25袋

南部行きの長い放浪の旅はここからさ
汽車はカンカキー(イリノイ州の市)を通過して

家並みを越して、農場や野原の中を進んでいく

名もない村々や老いた黒人でいっぱいの貨物置き場を通り過ぎる

それから、錆びた自動車が捨てられている風景が続いていく  



Good morning America how are you?
Don't you know me I'm your native son,
I'm the train they call The City of New Orleans,
I'll be gone five hundred miles when the day is done.
おはよう、アメリカ、調子はどうだい?

知らないのかい? 俺は生粋のアメリカ生まれ!いわば君の息子

シティー・オブ・ニューオリンズって呼ばれている列車さ

1日走れば、500マイルは進むのさ


Dealin' card games with the old men in the club car.
Penny a point ain't no one keepin' score.
Pass the paper bag that holds the bottle
Feel the wheels rumblin' 'neath the floor.
And the sons of pullman porters
And the sons of engineers
Ride their father's magic carpets made of steel.
Mothers with their babes asleep,
Are rockin' to the gentle beat
And the rhythm of the rails is all they feel.
クラブ車両では、老人達とカード遊びさ

1点が1セントなんて賭け始めても、誰も記録なんてしやしない

酒瓶の入った紙袋を回し合うんだ

床下でガタゴトゴいってる車輪を感じるよ

プルマン式の寝台車はポーターたちの息子達
そして、鋼鉄でできた技術者たちの息子達ってわけさ
父親がつくった、鉄でできた魔法の絨毯の上に乗っているのさ

母親達は、赤ん坊と一緒に眠る、優しい鼓動に揺られながら

そして、皆がレールのリズムを感じるのさ


Good morning America how are you?
Don't you know me I'm your native son,
I'm the train they call The City of New Orleans,
I'll be gone five hundred miles when the day is done.
おはよう、アメリカ、調子はどうだい?
知らないのかい? 俺は生粋のアメリカ生まれ!いわば君の息子
シティー・オブ・ニューオリンズって呼ばれている列車さ

1日走れば、500マイルは進むのさ


Nighttime on The City of New Orleans,
Changing cars in Memphis, Tennessee.
Half way home, we'll be there by morning
Through the Mississippi darkness
Rolling down to the sea.
And all the towns and people seem
To fade into a bad dream
And the steel rails still ain't heard the news.
The conductor sings his song again,
The passengers will please refrain
This train's got the disappearing railroad blues.
夜になるとシティーオブニューオリンズ号は

テネシー州メンフィスで車両の乗り換え

我が家まであと半分の道のり、朝には故郷に居るだろう

ミシシッピー川の暗闇が、海へと流れ込むのが見える

町も人々も悪い夢の中へと消えていくようだ
鋼鉄のレールは、まだ新しいニュースを聞いちゃいない

車掌は、また自分の歌を歌っている

乗客は、それに合わせてコーラスしたりして楽しむのさ
この列車は消えゆく鉄道のブルースといつも一緒さ


Good morning, America, how are you?
Don't you know me I'm your native son,
I'm the train they call The City of New Orleans,
I'll be gone five hundred miles when the day is done.
おはよう、アメリカ、調子はどうだい?

知らないのかい? 俺は生粋のアメリカ生まれ!いわば君の息子

シティー・オブ・ニューオリンズって呼ばれている列車さ

1日走れば、500マイルは進むのさ

2011年2月24日木曜日

Get Up Stand Up


ラスタファリアン、レゲエといった枠ぐみを超えた、地鳴りを感じさせるボブ・マーリーの力強い歌唱。五線譜に表記できない音とリズムが、直接からだの重心に響きます。right 、fight、light ーworth 、earthー、gold、toldー、name、gameー韻を同じくする詞に感じられる‘つながり’と共に、余分な説明無しの、重層的な説得力を感じさせられます。天性の詩人、「命がけで歌っていた」と気づかされるのは、いつも、その方々が亡くなってから。

【曲紹介】
◯詞/曲は、Bob Marley とPeter Tosh。

◯ウェイラーズの2nd アルバム『Burning』(1973)収録。

【歌詞】
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: don't give up the fight!
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: don't give up the fight!
起き上がれ、立ち上がるんだ
立ち上がるのさ 権利のために
そう、起き上がり、立ち上がるんだ!
(俺たちの)権利を獲得しよう!
戦わずして、あきらめてはいけない
I say,Preacherman, don't tell me,
Heaven is under the earth.
I know you don't know
What life is really worth.
It's not all that glitters is gold;
'Alf the story has never been told:
So now you see the light, eh!
Stand up for your rights. Did you hear ?
説教師よ、天国が地面の下にあるなんて
言わないでくれ
俺にはわかっているんだ
人生の本当の価値を
あんたがわかってないってことを
光るもの全てが金ってことじゃない
物語の半分は、全く語られてきていない
今ようやく光がみえてきた
起き上げれ、立ち上がるんだ
権利のために
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: don't give up the fight!
Get up, stand up: stand up for your rights!
Get up, stand up: don't give up the fight!
起き上がれ、立ち上がるんだ
立ち上がるのさ 権利のために
そう、起き上がり、立ち上がるんだ!
(俺たちの)権利を獲得しよう!
戦わずして、あきらめてはいけない


You see,Most people think,
Great God will come from the skies,
Take away everything
And make everybody feel high.
But if you know what life is worth,
You will look for yours on earth:
And now you see the light,
You stand up for your rights !
ほとんどの人は思っている
偉大な神は空からやってきて
(死後は)全てを取り去ってくれると
そして皆の気持ちを高めてくれると
でも、君たちが
どんな人生に価値があるのかわかっているなら
この地上で自分の人生を探すはずさ
今ようやく光がみえてきたんだ
権利のために立ち上がろう!

Get up, stand up ! 
Stand up for your rights ! 
Get up, stand up ! 
Don't give up the fight ! 
Did you hear? Get up, stand up ! 
Stand up for your rights ! 
Get up, stand up ! 
Don't give up the fight !
起き上がれ、立ち上がるんだ
立ち上がるのさ 権利のために
そう、起き上がり、立ち上がるんだ!
(俺たちの)権利を獲得しよう!
戦わずして、あきらめてはいけない
We sick an' tired of-a your ism-skism game -
Dyin' 'n' goin' to heaven in-a Jesus' name, Lord.
We know when we understand:
Almighty God is a living man.
You can fool some people sometimes,
But you can't fool all the people all the time.
So now we see the light ,
We gonna stand up for our rights! 
俺たちは、何とか主義とかのゲームに飽き飽きしている
イエスの名の下に死に、天国へ行く...
俺たちはわかっちまった
全能の神とは、生きている人間たちだっていうことを
時には誰かを騙せても
いつもいつも全ての人を同じように騙せやしないさ
今ようやく光が見える
俺たちは権利のために立ち上がるんだ

Get up, stand up! 
Stand up for your rights! 
Get up, stand up!
Don't give up the fight! 
Get up, stand up! 
Stand up for your rights! 
Get up, stand up! 
Don't give up the fight! 
Get up, stand up!
Stand up for your rights!
Get up, stand up!
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2011年2月23日水曜日

大人になること

                     いわさきちひろ


人にはよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。
けれども私は自分をふりかえってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。
とはいってもなにも私が特別不幸な娘時代を送っていたというわけではありません。
戦争時代のことは別として、私は一見、しあわせそうな普通の暮しをしていました。
好きな絵を習ったり、音楽をたのしんだり、スポーツをやったりしてよく遊んでいました。
けれど生活をささえている両親の苦労はさほどわからず、なんでも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼をしても気付かず、なにごとにも付和雷同していました。
思えばなさけなくもあさはかな若き日々でありました。
ですから私の好きなももいろの洋服が似あったとしても、リボンのきれいなボンネットの帽子をかわいくかぶれたとしても、そんなころの私にはもどりたくはないのです。
ましてあのころの、あの下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、これはまさに自殺ものです。
もちろんいまの私がりっぱになってしまっているといっているのではありません。
だけどあのころよりはましになっていると思っています。
そのまだましになったというようになるまで、私は二十年以上も地味な苦労をしたのです。
失敗をかさね、冷汗をかいて、少しずつ、少しずつものがわかりかけてきているのです。
なんで昔にもどれましょう。
少年老いやすく学成りがたしとか。老いても学は成らないのかもしれません。
でも自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、不思議なことだけれどこの世の生き甲斐なのです。
若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。
いまちょうど逆の立場にたって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。
これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。
大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。


*今日選んだ『People』という曲と不可分の文のため、掲載することにしました。部分的な引用では不充分と感じ、全文としました。