2011年6月26日日曜日

Will You Be There


マイケル・ジャクソンがその功績通りに評価され、彼に穏やかな人生を歩んでほしかったと願う時、さまざまな仮定をしてみることがあります。もう少し後に生まれていたら、白班症という皮膚疾患に苦しむ事がなかったら、もし...。けれど、本人には過酷極まりなくとも、それが彼に課せられたミッションでした。差別の残酷さ、平和の尊さと儚さ、真直ぐで純粋な心の瞳のありか...あまりにも多くの真実を彼は伝えてくれました。この歌には、がんじがらめに抑圧された人々の苦悩と、翼が広げられたような大きな自由への憧れが、深く強く籠められています。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、マイケル・ジャクソンMichael Jackson。1991年アルバム『Dangerous』収録。前奏部分でベートーベンの「第九交響曲」が使用されている(ジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団)。

◯1993年公開の映画『Free Willy 』のエンディングに流れた。同映画のサントラ盤および、1999年『All Time Greatest Movie Songs』にも収録されている。

◯1992年、イタリア人Albano Carrisiが自作歌I Cigni Di Balakaの盗作として訴え、裁判は7年にも及んだ。結果的に、両者共に古くから存在するTraditional Indian Song に影響を受けたという事で、99年ミラノ民事裁により上告も棄却され、マイケル側の勝訴が確定した。

【歌詞】
※CDのイントロは、第九『歓喜の歌』(631~649小節)

he sturzt nieder, Millionen? 
Ahnest du den Shopfer, Welt?
Such'ihn uber'm Sternenselt!
Uber Sternen Muz er wohen.
地にひれ伏さぬのか、皆の者よ
世界よ、創造主を感じるか
星空の彼方に、創造主を求めよ
星々の上に、創造主は必ず住みたもう

・・・・・・・・・・・

Hold me
Like the River Jordan
And I will then say to thee
You are my friend
包み込んで下さい
ヨルダン川(=ミシシッピ川)のように
そうすれば、我、汝に言う
あなたは僕の友だと

Carry me
Like you are my brother
Love me like a mother
Will you be there?
連れていって下さい
兄弟だと思いながら
愛して下さい、母のように
そこにいてくれますか

Weary
Tell me will you hold me
When wrong, will you scold me
When lost will you find me?
疲れきった時
抱きしめてくれますか
間違っていたら、叱ってくれますか
迷子になったとしたら、探し出してくれますか

But they told me
A man should be faithful
And walk when not able
And fight till the end
But I'm only human
人は僕に言う
男は信念に忠実であれと
そして、足が立たぬ時こそ歩けと
最後まで戦えと
でも、僕だってただの人間です

Everyone's taking control of me
Seems that the world's got a role for me
I'm so confused will you show to me
You'll be there for me
And care enough to bear me
みんなが僕を操ろうとしている
どうやら世界は、僕に適した役割を見つけたらしい
僕は混乱します。お示し下さい
あなたは僕のために、そこにいてくれると
そして僕を見守り、受け入れて下さると

(Hold me)
(Lay your head lowly)
(Softly then boldly)
(Carry me there)
(抱きしめて下さい)
(頭を低く垂れて)
(やさしく、大胆に)
(そこに僕を連れて行って下さい)

(Hold me)
(Love me and feed me)
(Kiss me and free me)
(I will feel blessed)
(抱きしめて下さい)
(愛し、満たして下さい)
(キスして、自由にして下さい)
(そうすれば僕は神の祝福を感じるでしょう)

(Carry)
(Carry me boldly)
(Lift me up slowly)
(Carry me there)
(連れて行って下さい)
(ひとおもいに)
(ゆっくりと抱き上げ)
(そこに運んでいって)

(Save me)
(Heal me and bathe me)
(Softly you say to me)
(I will be there)
(救って下さい)
(僕を癒し、清めて下さい)
(そっと囁いて下さい)
(僕はそこに行けると)

(Lift me)
(Lift me up slowly)
(Carry me boldly)
(Show me you care)
(僕を抱き上げ)
(ゆっくりと持ち上げて)
(ひとおもいに連れて行って下さい)
(僕を大事に思う気持ちを示して!)

(Hold me)
(Lay your head lowly)
(Softly then boldly)
(Carry me there)
(僕を抱きしめて)
(頭を低くして)
(そっと、そして大胆に)
(僕をそこへ運んで)

(Need me)
(Love me and feed me)
(Kiss me and free me)
(I will feel blessed)
(僕を必要として下さい)
(僕を愛し、食べ物をお与え下さい)
(僕にキスして、僕を自由にして下さい)
(そうしたら、僕は神の祝福を感じるでしょう)

In our darkest hour
In my deepest despair
Will you still care?
Will you be there?
In my trials and my tribulations
Through our doubts and frustrations
In my violence
In my turbulence
Through my fear and my confessions
In my anguish and my pain
Through my joy and my sorrow
In the promise of another tomorrow
I'll never let you part
For you're always in my heart
暗黒の時にも、
深い絶望のただ中にいる時も、
僕を気にかけてくれますか?
そこにいてくれますか?
試練の時も
苦難の時も
疑いや不満を超えて
乱暴なときも
気持ちが不安定な時も
恐れや懺悔をものともせず
痛みにもがき苦しんでいようとも
喜びの時も
悲しみの時も
違う明日がやってくると信じて
僕は決してあなたの元から離れません
あなたはいつも、僕の心の中にいるから

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