2011年3月12日土曜日

You Are My Life


攻撃と雑音の凄まじさゆえに、音楽に集中できなかったMJが、あまたの苦しみを乗り越えて発表したアルバムの一曲です。つい先日、曲が伝えようとしている柔らかで包み込むような愛情を感じさせる写真に逢うことができました。心からの感謝をこめて、歌詞の流れに沿うように構成させていただきました。詳しくはYou Tube の説明文をご覧下さい。メインヴオーカルとコーラスを見事に歌い分ける純度の高い声と共に美しい写真を堪能されますよう。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、 Michael Jackson, Babyface, Carole Bayer, Sager , John McClain

◯アルバム『Invincible』(2001)収録

【歌詞】(意訳)
Once all alone
I was lost in a world of strangers
No one to trust
On my own, I was lonely
僕は、孤独だった
見知らぬ人ばかりの世界で
彷徨っていたようなものさ
信じられる人は周りにいず
自分だけが頼りで、淋しい想いをしていた

You suddenly appeared
It was cloudy before, but now it's all clear
You took away the fear
And you brought me back to the light
君が突然、眼の前に現れてくれた
曇っていた空が、
晴れて渡っていくように
今は感じられる
君は怖れを取り去ってくれた
光の方へと僕を導き戻してくれたんだ

[CHORUS]
You are the sun
You make me shine
Or more like the stars
That twinkle at night
You are the moon
That glows in my heart
You're my daytime my nighttime
My world
You are my life
君はまるで太陽
僕を輝かせてくれる
それとも星かな
夜になると
煌めき瞬く
月のようでもあるね
心の中でいつも輝いているよ
ともかく君は僕の昼であり、夜であり、
僕の世界すべて
君こそ、生きる僕のすべて

Now I wake up everyday
With this smile upon my face
No more tears, no more pain
'Cause you love me
You help me understand
That love is the answer to all that I am
And I'm a better man
Since you taught me by sharing your life
今、僕は自然に笑顔になれるんだ
君と巡り会えたからだろうね
もう涙も流す事はなく、苦痛も感じないでいられる
君が僕を愛してくれるから
君が、理解できるように支えてくれた
愛こそが、僕自身であることの証し
君のおかげで僕は、より良い人間になれた
共に生きて分かち合うことを教えてくれたから。

[CHORUS]
You are the sun
You make me shine
Or more like the stars
That twinkle at night
You are the moon
That glows in my heart
You're my daytime my nighttime
My world
君は僕にとっての太陽
その光を受けて、僕は輝く
君は僕にとっての星
暗い夜空の中で輝いている
そして君は
僕の心を明るく照らしてくれる月
だから君は、僕にとって
太陽が輝く時間と月が照っている時間
その両方のような存在なんだ
君は僕の全て
君が僕の世界に命を吹き込んでくれる

You are the sun
You make me shine
Or more like the stars
That twinkle at night
You are the moon
That glows in my heart
You're my daytime my nighttime
My world
君は僕にとっての太陽
その光を受けて、僕は輝く
君は僕にとっての星
暗い夜空の中で輝いている
そして君は
僕の心を明るく照らしてくれる月
だから君は、僕にとって
太陽が輝く時間と月が照っている時間
その両方のような存在なんだ
僕の世界すべてにとって

You gave me strength
When I wasn't strong
You gave me hope when all hope was lost
You opened my eyes when I couldn't see
Love was always here waiting for me
君は僕に力をくれた。
弱っていた時に。
希望を授けてくれた
絶望した時に
眼を開かせてくれた
自分を見失っていた時に
君はいつもここにいて
僕を待っていてくれた

You are the sun
You make me shine
Or more like the stars
That twinkle at night
You are the moon
That glows in my heart
You're my daytime my night-time
My world
君は僕にとっての太陽
その光を受けて、僕は輝く
君は僕にとっての星
暗い夜空の中で輝いている
そして君は
僕の心を明るく照らしてくれる月
だから君は、僕にとって
太陽が輝く時間と月が照っている時間
その両方のような存在なんだ
君は僕の世界そのもの

You are the sun
You make me shine
Or more like the stars
That twinkle at night
You are the moon
That glows in my heart
You're my daytime my night-time
My world
君は僕にとっての太陽
その光を受けて、僕は輝く
君は僕にとっての星
暗い夜空の中で輝いている
そして君は
僕の心を明るく照らしてくれる月
僕にとって
太陽が輝く時間と月が照っている時間
その両方のような存在なんだ
君が僕の世界に命を吹き込んでくれる

You are my life
君は、生きる僕のすべて

2011年3月11日金曜日

Another Part Of Me


一貫して平和と平等のために働き続けたマイケルのライブ映像。誰よりも重い衣装を身にまとい、誰よりもシャープに動き、誰よりも通る声を出すーこんな事ができたのは世界に彼一人。すべての動きが単なるノリではなくダンス、すべての声が歌になっていたのも。白班症他の病気、金銭目的訴訟、寄付目当団体の長蛇の列が本格化していく中、このパフォーマンス。深遠な歌詞と多様な音の果敢な融合に誰もが芯から揺り動かされます。悪意に満ちた敵さえも、愛と音楽で解放し許すというコンセプトにつながる曲ゆえ、涙も止まりませんが。

【曲紹介】
◯作詞/作曲はマイケル・ジャクソンMichael Jackson。ディズニーアトラクション-キャプテンEO のためにレコーディングされた曲。音の完成度!86年9月初回封切り。87年9月、アルバム『BAD』収録。

【歌詞】(映像に合わせて&意訳)
We're Takin' Over
We Have The Truth
This Is The Mission
To See It Through
僕らは受け継いできたのさ
真実がここにある、僕らの手の中に
これは使命なんだ
その真実を皆と分かち合うのさ

Don't Point Your Finger
Not Dangerous
This Is Our Planet
You're One Of Us
指を立てたりしないで
危険なことじゃないんだ
ここは僕らの星
君は、僕らの仲間なのさ

I'm Sendin' Out
A Major Love
And This Is My
Message To You
僕は君に贈るよ
大いなる愛の力を
これが僕からの
君へのメッセージ

The Planets Are Linin' Up
We're Bringin' Brighter Days
They're All In Line
Waitin' For You
You're Just Another Part Of Me . .
惑星は列をなして待ってる
僕らはもっと明るい未来をもたらすのさ
惑星たちは並んで
君を待っているよ
本当に君は、僕の一部でもあるんだ

All of a rather Nation
Fulfill The Truth
The Final Message
We're Bring To You
国という枠組みを越えて
真実を実現しよう
これは最後のメッセージ
僕らから君に贈るよ

There Is No Danger
Fulfill The Truth
So Come Together
We're Mean Is You
怖がることは何もない
真実を実現するんだ
一緒に来てほしいのさ
誰でもない君に!

We're Sendin' Out
A Major Love
And This Is Our
Message To You
僕らは君に贈り続ける
大いなる愛の力を
これは僕らから
君へのメッセージ

The Planets Are Linin' Up
We're Bringin' Brighter Days
They're All In Line
Waitin' For You
You're Just Another Part Of Me . .
惑星は整列して待ってるんだ
僕らは未来をもっと明るくできる
惑星たちが揃って
君を待っている
わかるだろう?
君は、本当に、もう一人の僕なんだ

I'm Sendin' Out
A Major Love
And This Is My
Message To You
僕は発信し続ける
大いなる愛のメッセージ
これは僕からの
君への贈り物さ

The Planets Are Linin' Up
We're Bringin' Brighter Days
They're All In Line
Waitin' For You
You're Just Another Part Of Me . .
惑星は整列して待ってるんだ
僕らは未来をもっと明るくできる
惑星たちが揃って
君を待っている
わかるだろう?
君は、本当に、もう一人の僕なんだ

Another Part Of Me
君らと僕は同じ人間なんだ

We're Takin' Over
This Is My Plan, Baby
僕らが世界を動かすのさ
これが、僕が目指している事なんだ、ベイビー

Another Part Of Me
君らと僕らは同じ人間なんだ

*EOは、ギリシャ語で ‘夜明け’の意味だそうです。


2011年3月10日木曜日

Colors


詞がのっていない部分が雄弁な曲。音の中に、忍耐やもがき、哀しみがこめられ、詞を噛み締めさせられます。肌の色による差別の無意味さと酷さ、その連鎖の犠牲となっていくしか‘ない’と決めつけられている若者たちへの歌。『フリーダム・ライターズ』に描かれた事実の断片は、多くのミュージシャンたちの通ってきた路でもあることが想定され、だからこそ、多くを語らずに、でも力強く‘気づけ’と奮い立たせてくれるように感じます。

【曲紹介】
◯映画『Freedom Writers フリーダム・ライターズ』(2007)のために、ウィル・アイ・アムWill.i.am (William Adams)が書き下ろした曲の一つ。 

【歌詞】(かなり意訳)
Stand for life
Stand for true
Stand for somethin'
Don't fall for nothin'
生きてることを思い出すんだ
本当のことを知らなきゃだめさ
何かに向かって生きるんだ
ショーモナイ事をしちゃダメなんだ

Stand for love
Stand for power
Stand for somethin'
Don't fall for nothin'
愛のためなら頑張れる
守るためなら頑張れる
何かのためなら頑張れる
つまらない事にこだわるのはやめるんだ

Stand for me
Stand for you
Stand for somethin'
Don't fall for nothin'
自分のために生きるんだ
自分自身のために
何かのために生きるんだ
ムダなことで命を落とすな

Don't fall for nothin'
Don't fall for nothin'
くだらない事でダメになっちゃいけない
からみこまれてダメにされちゃいけない

Stand for life
Stand for true
Stand for somethin'
Don't fall for nothin
生きるんだ
本当の意味で生きるんだ
何かのために
何も無いなんてことはないんだ

2011年3月9日水曜日

Doctor My Eyes


リアルタイムで聴いていたわけでもなく、真相不明ですが、軽快な曲に対して内省的な歌詞。作曲当時、ジャクソン・ブラウン24歳。ミスマッチは、挫折を味わったり、社会の矛盾が眼についたりしながらも、好きな音楽に没頭し仲間と愉しく過ごしていた若者のなせる技と感じます。曲調ゆえに混沌とした絶望感さえ穏やか。ライブのポスター等で構成された上記動画。いろいろな人たちとさまざまにライブしてきたことが伺え、楽しめます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ジャクソン・ブラウンJackson Browne。ファーストアルバム『JacksonBrowne』(1972)収録。シングルカットされ、スマッシュ・ヒット。

◯近年では、『About My Imagination』とのメドレーで演奏されている。二つの曲は互いに補完的。

【歌詞】(かなり意訳)
Doctor, my eyes have seen the years
And the slow parade of fears without crying
Now I want to understand
I have done all that I could
To see the evil and the good without hiding
You must help me if you can
ドクター 長いこと僕の眼は
涙も流さずに
恐怖のパレードをゆっくり見て来たのだけれど
どうしてそうなっちゃったのか
知りたくてたまらない
現実から逃げ隠れしないで
善と悪を見分けようとやってきたのに
だから、出来るなら助けてほしいんだ

Doctor, my eyes
Tell me what is wrong
Was I unwise to leave them open for so long
ドクター 僕の眼はどうかしちゃったのかな
悪いところがあるなら、教えてよ
ずっと開きっ放しにしてきた自分がバカだったのかな

'Cause I have wandered through this world
And as each moment has unfurled
I've been waiting to awaken from these dreams
People go just where there will
I never noticed them until I got this feeling
That it's later than it seems
世の中を彷徨い歩いて
眼の前の光景をひとつひとつ焼き付けてきたのだけれど
何もかも夢のように思えて
その夢から覚める瞬間を待っているんですよ
世間の人は好き勝手に動いていくものですね
こんな気持ちになるまで
そのことに気づかずにいたんです
もっと早く気づくべきだったと今になって思うんです

Doctor, my eyes
Tell me what you see
I hear their cries
Just say if it's too late for me
ドクター 僕の眼が
どうなっているのか教えてほしいんです
僕には‘もう手遅れだ’という叫び声が聞こえるんです

Doctor, my eyes
Cannot see the sky
Is this the prize for having learned how not to cry
ドクター 今の僕には
空さえ見えない
泣かないように我慢してきたから
こうなってしまったのでしょうか

2011年3月8日火曜日

Something


幻想的な想像をかき立てるメロディで、数は少なくとも、完成度の高い曲を創り出してくれたジョージ・ハリソン。この曲に関して「特定の女性を歌ったものではない」と応えていたそうですが、世間的には上記動画に登場するパティ・ボイドがモデルということに。たまらなく彼女に惹かれながらも、‘先のことはわからない’と繰り返すあたりが、実に正直で、真実味が増しています。親友クラプトンが嫉妬から略奪婚ーという現実はさておき、刹那的な恋慕を繰り返しつつも、いつも理想を描かずにいられない若者をイメージして聴いてみました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ジョージ・ハリソンGeorge Harrison 。一時期ビートルズのアップル・レコードに在籍していたジェームス・テイラーJames Taylor の『Something in the Way She Moves 』という曲にインスパイアされたとの事。

◯ビートルズのアルバム「Abbey Road」に収録。イギリスでの発売は1969年9月26日。10月には、ジョン・レノンJohn Lennon作『Come Together』との両A面でリリース。

【歌詞】
Something in the way she moves
Attracts me like no other lover
Something in the way she woos me
I don't want to leave her now
You know I believe and how
彼女の何気ないしぐさが
どんな女の子より僕を惹きつける
彼女のふと せがんでみせる姿に
どうしようもなく惹かれる
彼女を離したくない
本当にそうなんだ

Somewhere in her smile she knows
That I don't need no other lover
Something in her style that shows me
I don't want to leave her now
You know I believe and how
彼女はあの笑顔のどこかで知っている
他の恋人など僕には要らないと
彼女が身をもって僕に教えてくれるのさ
彼女のそばを離れたくない
それでいいって確信しているんだ

You're asking me will my love grow
I don't know, I don't know
You stick around now, it may show
I don't know, I don't know
僕らの愛が育つかって?
そんな事わからない 僕にはわからない
少し放っておいてくれたら いずれわかるのかな
でも僕にはわからないよ 何とも言えないよ

Something in the way she knows
And all I have to do is think of her
Something in the things she shows me
I don't want to leave her now
You know I believe and how
彼女はどこかでわかっているのさ
僕はただ彼女を想っているだけでいいっていうことを
彼女はさり気なく示してくれる
彼女とは離れられない
そうさ、心からそう思ってるんだ
これでいいと信じてるんだ

2011年3月7日月曜日

Your Song


エルトン・ジョンという名よりも、出生名Reginald Kenneth Dwight の方が似合っていたような若き日の映像。表情から、深い苦悩を抱えていたに違いないと伺えます。女性へのラヴ・ソングと思いこんで聴いていましたが、同性愛者たちに向かって‘社会の偏見に負けずに堂々と生きていいんだよ’と言っていたのだと友人に教えられました。コンビを組み始めたエルトンに打ち明けられ、「そんな事を気にする必要なんて無い。これからも一緒にやっていこう」と応えた青年バーニーの、純粋な気持ちの美しさを感じます。歌詞というより、作品に添えられていた手紙だったのではないかと想像しています。


【曲紹介】
◯エルトン・ジョンのセカンド・アルバム『Elton John (僕の歌は君の歌)』(1970)からのシングル(1971) 。

◯作詞バーニー・トーピンBernie Taupin、作曲エルトン・ジョン。二人は学友でも幼なじみでもなく、1967年バーニー17歳、エルトン20歳の頃、リバティ・レコードのレイ・ウィリアムズに引き合わされ、共作を開始。一時全く離れて活動していたが、1987年のダイアナ妃の葬儀で歌われた『Candle in The Wind 』はこの二人による作品。

【歌詞】
It's a little bit funny this feeling inside
I'm not one of those who can easily hide
I don't have much money but boy if I did
I'd buy a big house where we both could live
なんだか少しおかしな感じさ 僕の中にあるこの気持ち
僕って、あまり気持ちを隠しておける人間じゃないんだ
そんなに金を持ってないけど でももし持っていたら
僕ら2人が住める大きな家を買うだろうな
(そこで一緒に曲をつくろう)

If I was a sculptor, but then again, no
Or a man who makes potions in a travelling show
I know it's not much but it's the best I can do
My gift is my song and this one's for you
僕が彫刻家だったらなぁ、いやそんなの無理だよね
たとえば、役をもらえる程度の旅芸人でもいいんだよ
もちろんその程度で終わりたくないけど 
だけど 今できる精一杯をしてみたんだ
贈り物は僕がつくる歌、この歌は君に捧げる歌さ

And you can tell everybody this is your song
It may be quite simple but now that it's done
I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world
この歌は君の歌だということをみんなに話してもいいんだ
かなり素朴な感じもするけど、もう作ってしまったよ
どうか気にしないで
気にする必要なんてないんだ
僕の気持ちを言葉にしたよ
君がこの世界にいる、人生は何て素晴らしいって

I sat on the roof and kicked off the moss
Well a few of the verses well they've got me quite cross
But the sun's been quite kind while I wrote this song
It's for people like you that keep it turned on
屋根の上に腰を下ろして 書き始めたんだけど
韻を踏むのにあぁでもないこぅでもないと苦心したり
けれど、この歌を書いている間、日射しはとても穏やかだったさ
太陽って、君のような人たちのために照っているんだね

So excuse me forgetting but these things I do
You see I've forgotten if they're green or they're blue
Anyway the thing is what I really mean
Yours are the sweetest eyes I've ever seen
肝心なことを忘れてしまっているようで
恐縮なんだけど 
君の瞳が碧だったか蒼かったか覚えていないんだ
けれどこれだけは本当だから書いておくよ
僕は君の眼ほど優しい瞳をみたことはないよ

And you can tell everybody this is your song
It may be quite simple but now that it's done
I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world
この歌は君の歌 皆に言って聞かせよう
かなり素朴な感じもするけど、もう作ってしまったから
気にしないでほしんだ
本当に気にすることなんて無い
僕の気持ちを言葉にこめたよ
君がこの世の中にいる なんて素晴らしい人生

I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world
気にしないで欲しいんだ 
気にする必要なんてないんだ
僕の気持ちは言葉にこめたよ
君がこの世界にいる
人生はとても素晴らしいものになったんだ

2011年3月6日日曜日

I Won't Last A Day Without You


あまりにも‘普通に’歌うカレン・カーペンターは、ロック好きからは少々低く見られていたようですが、発音の美しさは圧倒的。こもらせたり、張り上げたりすることは決して無く、気取りもひけらかしも微塵もない素直な声です。愛は夢の中..ではなく、しんどくても頑張ろうという生活感が感じられる歌。もともとポール・ウィリアムズが自分で歌ってリリースしていたことを考え合わせ、女性言葉と男性言葉を交互に入れながら、訳してみました。

【曲紹介】
◯カーペンターズThe Carpenters の『I Won't Last A Day Without You(愛は夢の中に)』。4枚目のアルバム『A Song For You』(1972年)収録。1974年にシングル・カット。

◯作詞/作曲は、ポール・ウィリアムスPaul Williamsとロジャー・ニコルズRoger Nichols。

◯1973 年に、ポール・ウィリアムス自身がリリースしているが、ヒットには至らなかった。
 味のある歌声です→http://youtu.be/Ytb7KdKDn1Q

◯ダイアナ・ロスは、アルバム「Touch Me In The Morning」に、バーブラ・ストライサンドもアルバム「ButterFly」に、この歌を入れている。

◯宇多田ヒカルと椎名林檎がカヴァーしているヴァージョンはこちら→http://youtu.be/te3rXdfDWoU

【歌詞】(かなり意訳)
Day after day
I must face a world of strangers where I don't belong
I'm not that strong
It's nice to know that there's someone I can turn to
Who will always care
You're always there
来る日も来る日も
わけのわからない他人と
向き合わなくちゃいけない
そこに私の居場所なんてない
そんなに強くないもの
だから、頼れる人がいると知ってうれしい
その人はいつも 私を気にかけてくれる
あなたはいつも そばにいてくれる

When there's no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won't come true
I can take all the madness the world has to give
But I won't last a day without you
あの虹を渡っていくことができなかったとしても
ささやかな夢すら叶わないとしても
私は世間に与えられるどんな嫌なことにも耐えられるわ
ただ、あなた無しに一日を終えるのだけはイヤなの

So many times
When the city seems to be without a friendly face
A lonely place
It's nice to know that you'll be there if I need you
And you'll always smile
It's all worthwhile
何度も何度もがっかりさせられたよ
この街で優しい顔で接してもらえることなんて無いんだ
さみしい処なのさ
でも、君は必要としている時に来てくれる
優しく微笑みながら
なんて素敵なことだろう

When there's no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won't come true
I can take all the madness the world has to give
But I won't last a day without you
あの虹を乗り越えられないと感じる時も
どんな小さな夢も叶わなんじゃないかと思える時も
僕は狂った世の中に押し付けられるマチガイにも我慢できる
ただ君無しで1日を終えることには堪えられないんだ

Touch me and I end up singing
Troubles seem to up and disappear
You touch me with the love you're bringing
I can't really lose when you're near
When you're near my love
私に触れてみて
そうしたら歌い終えるわ
無闇に心を乱されることも無くなるでしょう
あなたが愛情をこめて触れてくれたら
そばにいてくれれば
自分を見失うことはないわ
私の想いに寄り添ってくれさえすれば

If all my friends had forgotten half their promises they're not unkind
Just hard to find
One look at you
And I know that I could learn to live without the rest
I found the best
友人たちが
昔の約束を忘れてしまったとしても,彼等が冷たくなった訳じゃない
ただ忙しく思い出せないままなのさ
君を一目見て
他の連中なしでも大丈夫ってわかったんだ
僕は‘最高’をみつけちゃったのさ

When there's no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won't come true
I can take all the madness the world has to give
But I won't last a day without you
虹の向こうへいけなくても
些細なことさえ上手く行かなくても
世の中のマチガイを押し付けられても大丈夫
君がいれば一日はちゃんと終わる

When there's no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won't come true
I can take all the madness the world has to give
But I won't last a day without you
虹の向こうへいけないとしても
些細なことさえ上手く行かなくても
世の中のマチガイを押し付けられても大丈夫
あなたがいれば一日をきちんと終えられる

2011年3月5日土曜日

Feed The Birds


愉しい曲、美しい曲が散りばめられた『メリー・ポピンズ』の中の一曲。印象に残るフレーズは、寝顔に語りかけるように歌う‘Though her words are simple and few, Listen, listen, she's calling to you.’ 難しい言葉がたくさん出てくると“高尚”などと考えがちですが、さにあらず。少なくて易しい言葉で語られる大きな深さに共感を添える歌。two , too , to  が同じ発音だからこそ、2ペンスを差し出す簡単さと本来性を問いかけられるのだとも感じさせられます。

【曲紹介】
◯『Mary Poppinsメリー・ポピンズ』は、1964年に製作されたディズニー製作のミュージカル映画。実写とアニメーションの融合という面でも特筆すべき作品。

◯音楽は、ロバート・シャーマンRobert B. Sherman とリチャード・シャーマンRichard M. Sherman のシャーマン兄弟。主演のジュリー・アンドリュースが主要な曲を歌っているが、彼女が関わっていない歌も含め、全ての歌が名曲。

◯原作者のパメラ・トラバースPamela Lyndon Travers(本名ヘレン・リンドン・ゴフHelen Lyndon Goff)は映画全体に不満で、シャーマン兄弟の音楽さえ原作にマッチしていないと考えていたらしい。

◯ 『Feed the Birds』(邦題:2ペンスを鳩に) は、翌日を控え、眠れない子どもたちを寝かしつけるためにメリー・ポピンズが歌う‘餌売りのおばあさんのおはなし’。

◯2ペンス硬貨(表面: 銅、内部: 鉄)の裏には、プリンス・オブ・ウェールズの羽根徽章が描かれている。

【歌詞】
Early each day to the steps of Saint Paul's
The little old bird woman comes
In her own special way to the people she call,
"Come, buy my bags full of crumbs;
Come feed the little birds,
Show them you care
And you'll be glad if you do
Their young ones are hungry
Their nests are so bare
All it takes is tuppence from you
毎日朝早く、セントポール大聖堂の階段に
小柄なおばあさんがやってくるの
おばあさんは、鳥の餌を売っているんだけど
決まったやり方があって、こんな風に呼びかけるの
“いらっしゃいな、パンくずが入った袋はいかがですか
鳥にあげて下さいな
鳥たちを想っている事を
鳥に直接伝えてちょうだいな
そうすればご自分も楽しくなりますよ
雛がお腹をすかせているというのに
巣の中は空っぽで食べるものが無いんですよ
たった2ペンスですよ”

Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag
Feed the birds," that's what she cries
While overhead, her birds fill the skies
“鳥たちに餌を 一袋2ペンスですよ
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンス
鳥に餌をあげて下さいな” おばあさんはそう言い続けるの
そんなおばあさんの頭の上では
数えきれないほどのたくさんの鳥たちが空を舞い踊っているの

All around the cathedral the saints and apostles
Look down as she sells her wares
Although you can't see it,
You know they are smiling
Each time someone shows that he cares
聖堂のまわりでは聖人と使徒たちが
おばあさんが餌を売るのを見ているのよ
たとえ私たちの眼には見えなくても
誰かが恵みを見せるたびに
その方々が微笑んでいるのがわかるでしょうね

Though her words are simple and few
Listen, listen, she's calling to you
"Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag"
おばあさんが口に出す言葉は
少ないし簡単なことだけれど
でもちゃんと聴いてみて
あなたに呼びかけているのだから
耳を傾けて
“鳥たちに餌を与えてくださいな、一袋2ペンス
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンスですよ ”

Though her words are simple and few
Listen, listen, she's calling to you
"Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag"
おばあさんが口に出す言葉は
少ないし簡単なことだけど
でもちゃんと聴いてみて
あなたに呼びかけているのだから
耳を傾けて
“鳥に餌を与えてくださいな、一袋2ペンス
2ペンス、2ペンス、一袋2ペンスですよ ”

*tuppence[tˈʌp(ə)ns ]:《英口語、下町訛り》 =two pence.
(happen[haepn])
*care ware bare
*cry sky
*feed:(希望などで)<人を>慰める

2011年3月4日金曜日

You and Me


ネットサーフィンをしていて、偶然見つけたバンドがLifehouse。目まぐるしく変化する世の中の動きに追いていかれなくて、‘どうしたらいいんだろう?’と悩みながら、ついぐずぐずと過ごしてしまう若者の心情。時代が変わっても、繰り返し唄われる普遍のテーマと感じています。you = she として、訳してみました。↑歌とは直接の関係がないものの、妙に合うメッセージ付き動画を選びました。

【曲紹介】
◯Lifehouse のアルバム『Lifehouse 』(2005) 収録。

◯2010 年時点でのLifehouse のメンバーは、ジェイソン・ウェイド(Jason Wadeボーカル・ギター担当)、リック・ウールステンハルム(Rick Woolstenhulmeドラム担当)、ブライス・ソダーバーグ(Bryce Soderbergベース担当)、ベン・ケイリー(Ben Careyギター担当)の4人。

◯作詞/作曲は、 Jason Wade と Jude Cole。曲の製作は2002年とのこと。

【歌詞】
What day is it? And in what month?
This clock never seemed so alive
I can't keep up and I can't back down
I've been losing so much time
今日は何日?いったい今何月?
この時計がこんなに元気に動いているなんて初めて気づいたよ
僕はついていけそうもない
でも遅らせるわけにもいかないな
もう随分と時間を無駄にしてしまったから

'Cause it's you and me and all of the people with nothing to do
Nothing to lose
And it's you and me and all other people
And I don't know why, I can't keep my eyes off of you
だって世の中には君と僕だけではなく
こんなにもたくさんの人がいて
皆何をするわけでもなく、失うものも何もないままでいて
それで、君と僕だけでなく大勢人がいるっていうのに
どうしてか分からないけど、
僕は君から目を離すことができないんだ

One of the things that I want to say just aren't coming out right
I'm tripping on words
You've got my head spinning
I don't know where to go from here
言いたい事はあるにはあるけど
ひと言でも言おうとすると言葉がうまく出てこないんだ
言葉につかえてしまうのさ
君が僕の頭をクラクラと回転させてしまうから
僕はここからどこへ向かって行けばいいのだろう

'Cause it's you and me and all of the people with nothing to do
Nothing to prove
And it's you and me and all other people
And I don't know why, I can't keep my eyes off of you
だって世の中には君と僕だけではなくて大勢人がいて
ハッキリした事なんて何もなく
君と僕だけでなく、こんなにたくさんの人がいるっていうのに
僕はどうしてか君から眼をそらすことができないでいるんだ

There's something about you now
I can't quite figure out
Everything she does is beautiful
Everything she does is right
結局君に何かあるっていうことなんだよね
どうしてなのか説明はできない
ただこう感じてしまうのさ
彼女(=君)のしぐさは全て美しくて、
彼女(=君)がする事は全て正しいって。

'Cause it's you and me and all of the people with nothing to do
Nothing to lose
And it's you and me and all other people
And I don't know why, I can't keep my eyes off of you
and me and all other people with nothing to do
Nothing to prove
And it's you and me and all other people
And I don't know why, I can't keep my eyes off of you
だって世の中には君と僕だけではなくて
こんなに大勢の人たちがいて
何もすることなく失うものも何もないままでいるというのに
どうしてこれだけ大勢の人たちがいるのに
なぜだろう
どうして僕の眼は君に行ってしまうんだろう
君と僕だけじゃなくて、こんなにたくさんの人たちがいて
何をするわけでもなく、確かなものもなく生きているというのに
どうして僕は君だけを見てしまうのだろう

What day is it?
And in what month?
This clock never seemed so alive
何日だろう?何月なんだろう?
時計だけがやけに元気に見える
(僕はとても多くの時間を失ったまま)

2011年3月3日木曜日

Carry You Home


宮沢りえ出演の車CMに流れていた“You're Beautiful”で一躍広く知られるようになったジェームス・ブラント。軍人だったという経歴を抜きにしても、声そのものの持つ意味の含有率が高い歌い手。特にギターと複合された響きが、深い物語へと誘います。特にoの発音と、すーっと無音になる間。“優しいことは強いこと”ープロモーションビデオ(上記画像とは別)に沿い、You=戦友、she=戦友の恋人ととらえて訳してみました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、James Blunt 、Max Martin

◯2008年3月にリリースされたジェームス・ブラントのセカンドアルバム『All the Lost Souls』収録。

【歌詞】(かなり意訳)
Trouble is her only friend and he's back again.
Makes her body older than it really is.
She says it's high time she went away,
No one's got much to say in this town.
Trouble is the only way is down.
Down, down.
困難というものが、
彼女にいつも付いてまわっているのか
そのせいで、カラダは実際の年齢よりも疲れている
「そろそろこの街を出て行く頃ね」
彼女はそう言っている
街の人たちと、さほど口をきくわけでもない
困難というものだけが、心を沈ませていくだけ
沈ませて、沈ませてしまう

As strong as you were, tender you go.
I'm watching you breathing for the last time.
A song for your heart, but when it is quiet,
I know what it means and I'll carry you home.
I'll carry you home.
勇敢であると同時に、優しかった君
最後の最後まで、僕が見守っているよ
君の吐息から聴こえてくる
君のこころの歌
それが聞こえなくなったら
僕が君を、君の家まで送っていくからね
それがどこか、僕は知っているから

If she had wings she would fly away,
And another day God will give her some.
Trouble is the only way is down.
Down, down.
もし彼女に翼があったなら
君の元に飛んでいくだろうね
いつか神が与えるさ
困難というものが彼女をここに留まらせているんだ
ここに、地上に

As strong as you were, tender you go.
I'm watching you breathing for the last time.
A song for your heart, but when it is quiet,
I know what it means and I'll carry you home.
I'll carry you home.
君は本当に勇敢だったさ 
ただ、そう思うのと同じくらい
優しい奴だと思い知らされてきたよ
僕は、最期の瞬間まで君の傍らにいるよ
君のこころの歌 それが聞こえなくなるまで
何を言いたかったのか、僕にはわかってる
だから、君を連れて帰るよ
君がいた場所に 君を連れていくよ

And they were all born pretty in New York City tonight,
And someone's little girl was taken from the world tonight,
Under the Stars and Stripes.
今夜、ニューヨークじゃ可愛い赤ん坊が
たくさん生まれてる
同時に、誰かの可愛い小さな女の子が
この世から連れ去られてもいるんだ
星条旗の名のもとにね

As strong as you were, tender you go.
I'm watching you breathing for the last time.
A song for your heart, but when it is quiet,
I know what it means and I'll carry you home.
As strong as you were, tender you go.
I'm watching you breathing for the last time.
A song for your heart, but when it is quiet,
I know what it means and I'll carry you home.
I'll carry you home.
勇敢であろうとした君の優しさ
僕は君が息を引き取るまで
君を見ているから
君の吐息から聴こえてくる
君のこころの歌
それが聞こえなくなったら
僕が君を、君の家まで送っていくからね
それがどこか、僕は知っているから

強くあろうとすればするほど
優しくなれるんだね
最後の最後まで、僕が見守っているよ
君のこころの歌
それが聞こえなくなったら
僕が君を、君の家まで送っていく
それがどこか、僕は知っているから
君が帰りたい場所に 君を連れていくよ

2011年3月2日水曜日

(You Make Me Feel Like) A Natural Woman


キャロル・キングが、アレサ・フランクリンに提供した曲。とはいえ、自分にとっては『つづれ織り』 を締めくくる大切な曲。アレサの歌唱でもなく、成熟した現在のキャロル・キングでもなく、頬が桃色な若き日の彼女の、少々ピアノを叩き過ぎ気味の暖唱が心に響きます。解釈は人それぞれですが、自分なりにゆっくり訳してみて、意味を大きく取り違えていたように感じました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Calole King 、Gerry Goffin、 Jerry Wexler。

◯ キャロル・キングCAROLE KING のセカンドアルバム『Tapestry(つづれおり)』(1971) 収録。

【歌詞】(かなり意訳)
Looking out on the morning rain
I used to feel uninspired
And when I knew I had to face another day
Lord, it made me feel so tired
Before the day I met you, life was so unkind
Your love was the key to my peace of mind
Cause you make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural woman
朝になって雨が降ってるのを見ると
何もしたくない気持ちになってしまっていた
また一日が始まるのかと思うと
それだけで、疲れきってしまって
ああ、神様、どうしようって
あなたに会ったあの日が来るまで
人生そのものに恵まれていないように感じていた
でも、あなたが安らぎへの扉を開いてくれた
あなたと会って 
女性って本来こういうものなのかもって
感じられるようになった
そう感じられるようになった


When my soul was in the lost-and-found
You came along to claim it
I didn't know just what was wrong with me
Till your kiss helped me name it
Now I'm no longer doubtful of what I'm living for
Cause  if I make you happy I don't need to do more
You make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural woman
私の魂は、遺失物取扱所にあったようなもの
自分で自分が、一体何がわるいのかわからなかった
あなたが取りに来てくれて
キスしてくれて
本当はどこにいるべきかわからせてくれた
もう何のために生きているかなんて迷ったりしない
だってもし、私があなたを幸せにすることができたら
それ以上のことを考える必要もないのだから
あなたが私の本来の姿をわからせてくれた
本当はこういう女なんだって
自然に感じさせてくれるから
そう感じさせてくれるから

Oh, baby, what you've done to me
You make me feel so good inside
And I just wanna be close to you
You make me feel so alive
You make me feel, you make me feel,
You make me feel like a natural natural woman
You make me feel, you now you make me feel,
You make me feel like a natural woman
Natural woman
ねぇあなた、あたしに何をしたの ?!
あなたがいるととても気持ちが落ち着くの
そしてただ、あなたの近くにいたいと思うだけ
あなたが私に、生きてるって感じさせてくれる
そうなのよ。あなたといると感じられるの
自然なありのままの女性だって
あなたがそう感じさせてくれる
本来の自然な女になれる気がする
素直にそう感じさせてくれる

2011年3月1日火曜日

Respect (as women's assertion)


男性の言い分に対して、女性からの‘アンタこそ、私をないがしろにしないで!’というアレサ版リスペクト。60年代後半、高揚してきたウーマン・リヴ運動の旗印としても活用されたという歌。1本映画が撮れそうなくらい、この怒れるマダムの生活が想像されます。オーティス版とは異なる編曲に加え、コーラスがご近所さんや井戸端会議のように聴こえ、女性の連帯感を増幅させてくれます。それにしても、強烈な HEY!

【曲紹介】
◯1967年、リリース。歌詞は、Otis版に対する強烈なしっぺ返し。

◯アレサ・フランクリンは、この曲でグラミー賞(R&B女性ヴォーカル)を受賞。

【歌詞】
Hey! What you want
Baby, I got
What you need
Do you know I got it?
All I'm askin'
Is for a little respect when you come home (just a little bit)
Hey baby (just a little bit) when you get home
(just a little bit) mister (just a little bit)
何ですって!アンタがして欲しい事ならお見通しよ
わかってるわよ、そのくらい
アンタこそ、私がどうして欲しいのか知ってんの?
こっちこそ、家に帰ってきたときくらい
私のこと、ないがしろにしないで欲しいのよ
ダンナならダンナらしくしなさいよ!

I ain't gonna do you wrong while you're gone
Ain't gonna do you wrong (oo) 'cause I don't wanna (oo)
All I'm askin' (oo)
Is for a little respect when you come home (just a little bit)
Baby (just a little bit) when you get home (just a little bit)
Yeah (just a little bit)
アンタが出かけている間
私がしたい放題ですって?
そんなことしてないでしょ!
アンタをヒドい目に合わせたりしてないわよ
私が求めていることはただ
あなたが家に帰って来る時に
私をちょっとでいいから、大事にしてほしいってことだけよ
ほんのちょっと、ほんの少しでいいから

I'm about to give you all of my money
And all I'm askin' in return, honey
Is to give me my profits
When you get home (just a, just a, just a, just a)
Yeah baby (just a, just a, just a, just a)
When you get home (just a little bit)
Yeah (just a little bit)
お金ならほとんど全部アンタが持ってるじゃない
こっちに返してくれてもいいんじゃないの?
私の分があっていいはずよ
帰って来るなら
帰って来るんだったら
私が困らないようにしてちょうだい!

Ooo, your kisses
Sweeter than honey
And guess what?
So is my money (oo)
All I want you to do for me
Is give it to me when you get home (re, re, re ,re)
Yeah baby (re, re, re ,re)
Whip it to me (respect, just a little bit)
When you get home, now (just a little bit)
そうね、アンタのキスは蜜よりも甘い
でも、だからって何さ!
私のお金は私のお金じゃない
アンタにして欲しいことはただ
家に帰って来る時ぐらい
ちょっとでいいから
少しでいいから
私に対して敬意を示してほしいのよ
そうすれば、私だってイヤな気分にならないわ
家に帰って来た時くらい、そうしてよ
(大それた望みじゃないわ)

R-E-S-P-E-C-T
Find out what it means to me
R-E-S-P-E-C-T
Take care, TCB
アール-イー-エス-ピー-イー-シー-ティー
スペルわかってる? 
リスペクトって言葉が、
私にとってどれほど大切か考えた事ある?
血の巡りが悪いんだったら、もう1回言うわよ
アール-イー-エス-ピー-イー-シー-ティー
アンタこそ、気をつけなさいよ
やることやってよ、 仕事しなさいよ!

Oh (sock it to me, sock it to me,
sock it to me, sock it to me)
A little respect (sock it to me, sock it to me,
sock it to me, sock it to me)
Whoa, babe (just a little bit)
A little respect (just a little bit)
I get tired (just a little bit)
Keep on tryin' (just a little bit)
You're runnin' out of foolin' (just a little bit)
And I ain't lyin' (just a little bit)
(re, re, re, re) 'spect
When you come home (re, re, re ,re)
Or you might walk in (respect, just a little bit)
And find out I'm gone (just a little bit)
I got to have (just a little bit)
A little respect (just a little bit)
Listen !
(私を責めるなんて、責めるなんて、
どういうこと?)
ないがしろにしないで!
少しは大事にしてよ
ウンザリするわ
(私を責めるなんて、責めるなんて)
あんたこそ、努力しなさいよ!
バカなことばかり言ってないで
私は間違った事を言っているわけじゃない
家に帰って来た時くらい、私を尊重して
でなかったら、今度家に入って来た時
私の方が出て行っているかもしれないわよ
ちょっとしたことじゃない
(どこをほっつき歩いてるんだか知らないけどさ)
家に帰ってきたときぐらい
私をないがしろにしないでちょうだい
わかってんの!ちゃんと聞きなさいよ!

*正確には聴き取れず...。‘相当怒っている’雰囲気ということは伝わってきますが。

*www. rock-songs.com/songfacts によれば、
① The lyric "Take care, TCB" is often misheard. "TCB" means "Taking Care of Business."
②Aretha's line, "Sock it to me," which is a sexual reference, became a catch phrase on the TV show Laugh In in the '70s.
とのことです。②については、敢えて‘こっちが責められちゃ、たまらないわ’としました。

2011年2月28日月曜日

Respect (as a man's plea)


オーティス・レディングを知ったのは、忌野清志郎率いるRCサクセションの音楽を通してでした。‘え?まんま?’というくらい強い影響を受けていた事が、即座に理解できました。飾り気のない、素直に自分から出てくる心情の発露ーリズムとブルースの合体で到達できる‘距離’を感じさせてくれる曲であり、歌唱。ガッガッガがguys のguts のように聴こえます。 ‘respect’ という単語こだわりすぎず、でも意味するところをできるだけ尊重して、訳してみました。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、オーティス・レディング Otis Redding 。1965 年にリリース。

◯1967 年にアレサ・フランクリンに提供され、大ヒット。曲は同じだが、歌詞はオーティスの男性ヴァージョンに対する女性の立場からのアンサー・ソングとなっている。

【歌詞】
What you want
Honey you've got it
And what you need
Baby you've got it
All I'm asking
Is for a little respect when I come home
ハニー、いったい何して欲しいんだ
欲しい物は全部やったろ
何が要るっていうんだ!
ベイビー、もう全部手に入れてるじゃないか!
お願いだから
家に帰った時ぐらい
もうちょっと大事にしてくれよ

Do me wrong
Honey if you wanna
You can do me wrong Honey while I am gone
But all I'm asking for
Is for a little respect when I come home
やりたい放題できるだろ?
ハニー、何だってできるはずだ
俺が外に行っている時には
だからさ、お願いだから
家に帰ったときぐらいは
つれなくしないで欲しいんだ

Hey little girl, you're so sweeter than honey
And I am about to just give you all my money
All I'm asking for
Is a little respect when I come home
Hey, Hey, Hey
かわいいお前、蜜より甘い
そんなお前に稼ぎをほとんど渡しているだろ
だから、帰ってきたら、
少しは大切に扱ってほしいのさ

Hey little girl, you're sweeter than honey
And I am about to give you all my money
But all I want you to do
Just give it, give it
Respect when I come home
Hey,Hey,Hey
かわいいお前、蜜より甘いハニー
そんなお前に稼ぎをほとんど渡しているだろ
だからさ、今度はお前の番じゃないか
帰ってきたら、
少しは大切に扱ってくれよ

Respect is what I want
Respect is what I need
Respect is what I want
Respect is what I need
俺を大事にしてくれ
そうして欲しいのさ
大切に扱ってくれ
望んでいるのはそれだけさ

Got to, got to have it
Got to, got to have it
Gotta, got to have it
Gotta, got to have it
それだけさ
それだけのことさ
わかってくれよ
そう思っているだけさ

2011年2月27日日曜日

That's what friends are for


友情がテーマ。『愛のハーモニー』という邦題に、当初は違和感を覚えましたが、確かに作者や演奏者も含め、全員のハーモニーで成り立っていることを実感させられてからは、すんなり受け容れられるようになりました。それに、友情も愛のひとつの形。「いつでも駆けつけるから、あてにしていいのよ」と言いつつ、「もし、思い出してくれるなら」と、あくまでも押し付けがましくない、‘覚えておいてね’が、友情の前提と知らされます。

【曲紹介】
◯作詞:キャロル・ベイヤー・セイガーCarole Bayer Sager、作曲:バート・バカラックBurt Bacharach。この夫婦(当時)による曲としては、『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』他がある。

◯曲の完成は1982年。映画『ラヴ・イン・ニューヨーク』のエンディングで、ロッド・ステュワートが歌っている。

◯ディオンヌ&フレンズDionne And Friends(Dionne Warwick, Elton John, Gladys Knight and Stevie Wonder)のヴァージョンは、1985 年11月リリース。ディオンヌとバカラックは、60年代を通して名コンビだったが、当時は絶縁状態。この曲は、それが打開される契機になったという。

◯レコーディングを偶然聴きにきたエリザベス・テーラーの橋渡しによってチャリティ・ソングとなり、収益はAMFAR(アメリカエイズ研究機関)に寄付された。

◯当初は、ディオンヌ・ワーウィックとスティービー・ワンダーのデュエットとして企画されたらしいが、チャリティ・ソングとして発売される事が決定し、グラディス・ナイトGladys Knight、そしてエルトン・ジョンElton Johnが加わったとか。

◯作詞、作曲者とともに。エルトン・ジョンは残念ながら欠席。こちら→ http://youtu.be/NoMC1aLSM0Q

◯歌詞を見ながら唄いたい場合には、こちらhttp://youtu.be/Ju-rRSJRZO4 。ディオンヌ。スティービーと、ホイットニー・ヒューストン、ルーサー・ヴァンドロスの四人で。

【歌詞】
And I, never thought I'd feel this way
And as far as I'm concerned
I'm glad I got the chance to say
That I do believe I love you
そうね、こんな風に感じるなんて思ってもいなかった
私に関する限り
こんな風に言えるチャンスが訪れたことを嬉しく思うわ
今あなたに、I love you って自信を持って言える

And if, I should ever go away
Well then close your eyes and try
To feel the way we do today
And then if you can remember
もし、私が遠くに行かなければならないとしたら
その時はあなたは瞳を閉じて こうしてみて
今日感じたように、試してみて
もしその時、想い出せたなら

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For good times and  bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私をあてにしていいのよ、本当よ
友達って、そのためにいるようなもの
いい時であろうと、悪い時であろうと
これから先ずっと、いつだって私はあなたの味方
友達ってそのためにいるものだから

Well you came and opened me
And now there's so much more I see
And so by the way I thank you
貴方と出会って、私の心は開かれた
そして今、
あの頃よりももっとたくさんのことがわかるようになった
だから、ともかく、あなたに感謝している

And then, for the times when we're apart
Well then close your eyes and know
These words are coming from my hearts
And then if you can remember
それから、私たちが離れている時には
目を閉じて、そして想い出してほしい
今から言う言葉は 私の心からの気持ちだということ
もし、覚えていてくれるなら

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
in good times and in bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私を頼りにしていいの、本当よ
友達ってそのためにいるようなもの
いい時も、悪いときも
これから先ずっと、私はあなたの側にいる
友達ってそういうものだから

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For  good times and bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつだって私を頼りにしていい、本当よ
友達はそういう時のためにいるもの
いい時だろうと、悪いときだろうと
いつだって、私はあなたの側にいる
友達ってそういうもの

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That's what friends are for
For  good times and bad times
I'll be on your side forever more
That's what friends are for
笑顔で 輝き続けて
いつでも私を頼りにしていい、本当に
友達ってそのためにいるものだから
いい時とか、悪いときとか関係ない
これから先も、ずっと私はあなたの側にいる
友達だから

2011年2月26日土曜日

Son of a Preacher Man


歌姫降臨!Joss STONE! UK Music Hall Of Fame(UK音楽の殿堂)に、ダスティ・スプリングフィールドらが殿堂入りしたのを記念して行われたパフォーマンスの映像。ジャニス・ジョプリンの再来と言われてもいますが、ソウルフルな歌唱に圧倒されます。声そのもののの魅力に加え、美脚と美貌を兼備。J・ブラウン(同じく2006年殿堂入り)とも共演を果たし、今後益々活躍するであろうアーティストと確信しています。


【曲紹介】
◯作詞/作曲は、 John Hurleyと Ronnie Wilikins 


◯元々は、アレサ・フランクリンのために書かれた曲だったが、アレサがお気に召さず、Dusty Springfield が唄う事に。1968年、アルバム『 Dusty in Memphis 』収録。


◯ Dusty Springfieldのヴァージョンはこちらhttp://youtu.be/dp4339EbVn8


◯ Aretha Franklin のヴァージョンはこちらhttp://youtu.be/xD42WhNl9z0


◯ Tina Turnerのヴァージョンはhttp://youtu.be/zKdwjClcIKc


【歌詞】
Billy-Ray was a preacher's son
And when his daddy would visit he'd come along
When they gathered around and started talkin'
That's when Billy would take me walkin'
Out through the back yard we'd go walkin'
Then he'd look into my eyes
Lord knows to my surprise
ビリー・レイは説教師の息子だった
父親、つまり説教師が来るときはいつもいっしょにやって来た
皆を集めての説教が始まると
ビリーは私を散歩に連れ出した
墓地の中をそぞろ歩いては
私の眼をじっと覗きこんだ
私の驚きは神のみぞ知る


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was,  he was, ooh, yes,he was
私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


Bein' good isn't always easy
No matter how hard I try
When he started sweet-talkin' to me
He'd kiss tell me "Everything is all right"
He'd kiss tell me "Everything is all right"
Can I sneak away again tonight?
いい子でいるってのはたやすいことじゃない
どんなに一生懸命そうあろうとしても、なかなかできない
あの男は甘い言葉を言い始めては
決まってキスしながら語りかける
「大丈夫だよ。
ねえ,大丈夫だってば。
また今夜こっそり連れ出してもいいかい?」


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, yes, he was, ooh,yes, he was
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


How well I remember
The look that was in his eyes
Stealin' kisses from me on the sly
Takin' time to make time
Tellin' me that he's all mine
Learnin' from each other's knowin'
Lookin' to see how much we're growin’
よく覚えているわ
あの男の目つき
こっそり私から唇を奪う時の
じらして時間をかせぐ時の
僕は君のものって言ってる時の
お互いを知ってからの、得意そうな顔になった時の
二人が大人になって行くのを確かめる時の
あの男の目つき


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, he was, ooh,yes, he was
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ


The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man
Yes he was, yes, he was, ooh, he was
The only one who could ever reach me
Was the son of a preacher man
今まで私を感じさせることができたのは
あの説教師の息子だけ
今まで私に手ほどきできたのは
あの説教師の息子だけ
そう あの男だけ あの男だけ
あの説教師の息子だけ