2011年7月30日土曜日

Ben


まさか後年になって、ネズミのベンのように、マイケルが犯罪者扱いされる事態になるとは、誰も予想していなかったと察せられます。仕事を持つ人々を平等に尊重できる人間は少なからずいるでしょう。でも、どんな人間をも、どんな生物をも、同じように大切にすることは、並大抵の意識ではできません。ありとあらゆる偏見や先入観を持たずに、生きとし生けるもの全てに慈しみの視線で接していたマイケル。生命への誠実な態度が宿った歌声です。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Don Black とWalter Scharf

◯1972年公開の映画『ベン』のエンディングテーマとして、使用された。

【歌詞】
Ben, the two of us need look no more
We both found what we were looking for
With a friend to call my own, I'll never be alone
And you my friend will see, you've got a friend in me
(You've got a friend in me)
ベン、僕たち二人はもう探さなくていいんだよね
二人とも、お互いに探していたものを見つけたんだもの
自分の友達と呼べる相手に巡り会えたのだから
僕はもう一人じゃない、ちっとも淋しくなんかないよ
そして君もまた、僕こそが本当の友達だって、わかってくれるよね
(君は僕という友だちを見つけたのさ)

Ben, you're always running here and there
(Here and there)
You feel you're not wanted anywhere
(Anywhere)
If you ever look behind and don't like what you find
There's something you should know, you've got a place to go
(You've got a place to go)
ベン、君はいつもあちらこちらへ走りまわっているね
(あちら、こちら)
どこに行っても必要とされていないと思ってるのかな
(どこに行っても)
もし君が振り返って、あまり気にいるようなことが見つからなくても
どうか覚えていて欲しいんだ
君には落ち着ける場所はあるんだってこと
(君が行くべき場所はここにあるんだよ)

I used to say, "I and me"
Now it's us, now it's we
(I used to say, "I and me")
(Now it's us, now it's we)
僕は今まで‘僕’と‘君’って言っていた
でもこれからは‘僕たち’なのさ
(いつも‘僕’と言ってきた)
(でも今は‘僕たち’に変わったんだ)

Ben, most people would turn you away
(Turn you away)
I don't listen to a word they say
(A word they say)
They don't see you as I do, I wish they would try to
I'm sure they'd think again if they had a friend like Ben
(A friend)
Like Ben
(Like Ben)
Like Ben
ベン、ほとんどの人が君を追い払うようなことをしているね
(あっちに行けって)
でも僕は、彼らの言葉には耳を貸さないよ
(かれらが言っているのはまやかしなんだ)
あの人たちは、僕が君を見るようにはみていないんだ
同じようにきちんと君を見て欲しいと思うけれど
もしあの人たちに、僕にとっての君のような友達がいたら、
きっと考え直すはずさ
皆そうなるに決まっているさ
(本当の友達がいれば)
もしベン、君のような友達がいたら
(もし、ベンのような友達がいたらね)

※ブログで訳した曲も、ようやく100 曲を数えました。


2011年7月28日木曜日

Someone To Watch Over Me


数々の歌手、そして演奏家にカヴァーされてきた名曲。軽快なテンポをゆっくりと演奏する事で、温かいラヴバラードの完成へと導かれたというエピソードが伝えられています。過激な言動で話題をふりまいてきたAmyの早すぎる死が報道され、改めて彼女の歌唱を聴いてみました。決して投げやりではなく、スタンダード・ナンバーを丁寧に唄っています。亡くなってしまった後だから、尚さらに、「確かに見守っていて欲しい」という切ない願いが響きます。

【曲紹介】
◯作詞:アイラ・ガーシュウィンIra Gershwin、作曲:ジョージ・ガーシュウィンGeorge Gershwin。1926年、ミュージカル『オー、ケイOh,Kay!(邦題:万事円満)』のために作った曲。1992年のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』でも使用された。『やさしい伴侶を』『誰かが私を見つめてる』『誰かが優しく見つめてる』等の邦題がつけられている。

◯曲を作っている途中で、アイラが入院したため、友人のハワード・ディーツが手伝い、タイトルもディーツがいくつか考えたものの中の一つとも言われている。

◯ミュージカルに出演したガートルード・ローレンスが歌い、大ヒット。

◯ジョージ・ガーシュウィンの伝記映画「ラプソディー・イン・ブルー」(1945)や、ローレンスの伝記的ミュージカル映画「スター!」(1968)他、多くの映画に使われている。

◯エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、フランク・シナトラ、リンダ・ロンシュタット他、多くの歌手に歌い継がれている。


【歌詞】
(VERSE)
There’s a saying old says that love is blind
Still, we’re often told “Seek and ye shall find”
So I’m going to seek a certain lad I’ve had in mind
Looking everywhere, haven’t found him yet
He’s the big affair I cannot forget
Only man I ever think of with regret
I’d like to add his initial to my monogram
Tell me, where is the shepherd for this lost lamb?
昔から「恋は盲目」なんて言われているけれど
「求めよ、さらば与えられん」という諺もあるし
だったら私は、思い描いてきたような人を探してみるわ
あちらこちら見回しているんだけど
まだ見つけられないの
そんな素敵な人と出逢えたなら
忘れる事の出来ない大恋愛になるでしょうし
もし叶わなかったら悔いが残るわ
その人のイニシャルを、私の名前の一部にできたら
ねぇ、誰か教えて!
この迷える子羊の
羊飼いさんはどこにいるの?

(CHORUS)
There’s a somebody I’m longing to see
I hope that he turns out to be
Someone who’ll watch over me
I’m a little lamb who’s lost in the wood
I know I could always be good
To one who’ll watch over me
ずっと会いたいと探し求めている
いつも私を見守ってくれるような人
私は森の中で迷子になった子羊
でも見守ってくれる人の前でなら
いつだっていい子でいられるわ

Although he may not be a man some
Girls think of as handsome
To my heart he’s carry the key
女の子にもてはやされるような
ハンサムな人ではないかもしれないけど
私の心を開く鍵は
その人が持っているはず

Won’t you tell him,
Please to put on some speed,follow my lead?
Oh how I need someone to watch over me!
だから、ねぇ?
誰かその人に伝えてくれないかしら
もっと急いでって
早く、私の前に現れてって!
あぁ、こんなにも必要としているの
いつも私を見守ってくれる、そんな人を

2011年7月17日日曜日

Dance With My Father


稀代のヴォーカリスト、ルーサー・ヴァンドロスが、幼い頃に亡くした父を歌った曲です。かのスモーキー・ロビンソンが 『ヴォーカリストあまたいれども、ルーサー・ヴァンドロスはただひとり!』と称えたように、品格あるヴェルヴェット・ヴォイス。映像には、発表時すでに病床にあったルーサーの復活を祈って、スティービー・ワンダーはじめ、多数の友人たちが登場しています。“ a song that would never, ever end ”永遠に終わらない歌、涙無くして聴く事はできません。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ルーサー・ヴァンドロスLuther Vandross。2005年7月1日、54歳の若さで逝去。

◯同タイトルのアルバム『Dance with My Father 』(2003) 収録。

【歌詞】
Back when I was a child
before life removed all the innocence
My father would lift me high
and dance with my mother and me and then
Spin me around 'til I fell asleep
Then up the stairs he would carry me
And I knew for sure
I was loved
私が子供の頃
すべてが純真で
人生というものが動き始めていない頃
父は私に高い高いをしたり
母や私と踊ってみせたりした
くるくると回りながら、踊り過ぎて眠くなると
父は私を階段を上がり部屋まで運んでくれた
そんなとき確かに感じた
自分は愛されているんだと

If I could get
another chance
another walk
another dance with him
I'd play a song that would never, ever end
How I'd love, love, love
To dance with my father again
もしもう一度
もう一度だけ父と踊れるのなら
決して終わらない曲をいつまでもかけていよう
恋しくて恋しくてたまらない
父とダンスした時のこと

When I and my mother would disagree
To get my way, I would run from her to him
He'd make me laugh just to comfort me
Then finally make me do just what my mama said
Later that night when I was asleep
He left a dollar under my sheet
Never dreamed that he
would be gone from me
母と言い争いをした時には
父の元へ逃げ込んだものだ
父は私の言う事を聴いてくれ、笑わせてくれた
すると母の言う事を素直に聴く気になったもの
その夜私が寝ていると
父はシーツの下に1ドル硬貨を入れてくれていた
夢にも思わなかった
父が私をおいて逝ってしまうなんて

If I could steal
one final glance,
one final step,
one final dance with him
I'd play a song that would never, ever end
Cause I'd love, love, love
To dance with my father again
もしもう一度だけ
もう一度だけ父を見る事ができるなら
一緒にステップを踏んで踊れる最後のチャンスが与えられたら
決して決して終わらない、永遠に続く曲をかけよう
恋しくてたまらない
父とダンスした日々のことが

Sometimes I'd listen outside her door
And I'd hear how my mother cried for him
I pray for her even more than me
I pray for her even more than me
ときどき母の部屋から
父を想って泣く声が聞こえて来た
そんなときは母のために祈った
自分より母のために祈った


I know I'm praying
for much too much
But could you send back
the only man she loved
I know you don't do it usually
But dear Lord she's dying
To dance with my father again
叶わない祈りとわかっていても
どうか、母が愛した一人の男をお返し下さいと
そんなことは普通は叶えられないでしょう
でも神様
母は死ぬほど父と踊りたがっているんだ
父ともう一度だけ

Every night I fall asleep
and this is all I ever dream
「Dance With My Father」
毎晩眠りにつくとき
それだけが私の夢のすべてだった
「父と踊りたい」

2011年7月15日金曜日

She's the One


元々はワールド・パーティの曲。欧米では絶大な人気を誇るロビー・ウィリアムズがカヴァーしたヴァージョン。歌詞はシンプルですが非常に意味深くも解釈でき、1つ1つの単語が韻を踏みながら、近づいてくるようです。「唯一人の人」という結婚式で受け容れられそうなフレーズが続きますが、メロディがいわゆるハッピーソングではないため、しみじみと静かに聴くのに適しています。SheのSの音が効いているため、He is the One として唄われそうもありません。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、カール・ウォリンジャーKarl Wallinger。ザ・ウォーターボーイズを突然脱退し、結成したワールド・パーティーWorld Partyのアルバム『エジプトロジーEgyptology』(1997) 収録。

◯1999 年に、ロビー・ウィリアムズRobbie Williamsがカヴァーし、大ヒット。

【歌詞】
I was her she was me
We were one we were free
And if there's somebody calling me on
She's the one
If there's somebody calling me on
She's the one
僕は彼女で、彼女は僕だった
僕らは一心同体で、僕らは自由だった
もし僕を求める人がいるとするなら
それは彼女なんだ
もし僕を求める人が他にいても
彼女なんだ

We were young we were wrong
We were fine all along
If there's somebody calling me on
She's the one
僕たちは若くて、間違える事もあった
だいたい上手くやっていた
もしも僕を求める人がいるとしたら
彼女なんだ

When you get to where you wanna go
And you know the things you wanna know
You're smiling
When you said what you wanna say
And you know the way you wanna play
You'll be so high you'll be flying
君が行きたいところへ行くとき
知りたいと思っていたことが分かった時
そんな時の君の笑顔
君が言いたいことを言った時
知りたいと思っていた遊び方が分かった時
君はとても溌剌として飛んでいってしまいそうだね

Though the sea will be strong
I know we'll carry on
Cos if there's somebody calling me on
She's the one
If there's somebody calling me on
She's the one
海は荒れるだろうね
でも僕たちは乗り越えていかれる
わかっているのさ
なぜって
もしも僕を求める人がいるならば
彼女なんだから
もしも僕を求める人が他にいたとしても
彼女なんだ

When you get to where you wanna go
And you know the things you wanna know
You're smiling
When you said what you wanna say
And you know the way you wanna say it
You'll be so high you'll be flying
君は行きたいところへ行くときや
知りたいと思っていたことが分かった時
君は笑うんだ
君は言いたいことを言った時や
知りたいと思っていた遊び方が分かった時
とても興奮して飛んでいってしまいそうに感じるよ

I was her she was me
We were one we were free
If there's somebody calling me on
She's the one
If there's somebody calling me on
She's the one
僕は彼女で、彼女は僕だった
僕らは一心同体で、僕らは自由だった
もし僕を求める人がいるとするなら
それは彼女なんだ
もし僕を求める人が他にいても
彼女なんだ

If there's somebody calling me on
She's the one
If there's somebody calling me on
She's the one
Yeah, She's the one
If there's somebody calling me on
She's the one
もし僕を求める人が他にいても
彼女なんだ
もし僕を求める人がいるとするなら
それはそう、彼女なんだ
もし僕を求める人が他にいても
彼女なんだ
彼女なんだ


2011年7月12日火曜日

Free As A Bird


‘レット・イット・ビー’以来、四半世紀ぶりのシングルと話題となったザ・ビートルズの曲。プロモーション・ビデオには、Working Class Hero のアンソロジーとして、幾多のシーンが盛り込まれています。鳥は登場せず、鳥の視点で高低差の激しい映像が次々に繰り広げられます。編曲の雰囲気も、何とは言わず誰とも特定できないけれど‘確かにビートルズ’です。

【曲紹介】
◯ジョンが1977年頃レコーディングしていた未発表のデモテープを、オノヨーコが、直接ポール・マッカートニーに手渡し、ジョージやリンゴとレコーディングを行い、結果的メンバー4人全員で完成させたビートルズ・ナンバー。1995年12月、リリース。

【歌詞】
Free as a bird,
it's the next best thing to be.
Free as a bird.
鳥のように自由
それが次になりたいこと
鳥のように自由に

Home, home and dry,
like a homing bird I'll fly
as a bird on wings.
帰るのさ。心から安心して
巣に帰る鳥のように、飛ぶんだ
羽根を広げて飛ぶ鳥のように

Whatever happened to
the life that we once knew?
Can we really live without each other?
かつて知っていた人生に何が起ころうとも
お互いのどちらかがいなくても
本当に生きていけるんだろうか

Where did we lose the touch
that seemed to mean so much?
It always made me feel so...
いったいいつ無くしてしまったのだろう
とても大切にしてきた触れ合いを
僕をいつもこんな気分にさせてくれた感触を

Free as a bird,
it's the next best thing to be.
Free as a bird.
鳥のように自由
今度生まれて来たら
鳥のように自由に

Home, home and dry,
like a homing bird I'll fly
as a bird on wings.
ずぶ濡れになった体を乾かすのが家
折れた翼で懸命に羽ばたく鳥が
帰る巣のような、
心が休まる家に帰りたい。

Whatever happened to
the life that we once knew?
Always made me feel so free
どうしたというのだろう
かつて僕たちのものだった暮らし
本当にお互いなしで暮らしていかれるのだろうか
いつも僕を自由な気分にさせてくれた生活だった

Free as a bird.
It's the next best thing to be.
Free as a bird.
Free as a bird.
Free as a bird.
鳥のように自由に
それが次に望むこと
鳥のように、自由に
鳥のように、自由に
鳥のように、自由に
鳥のように、自由に


2011年7月8日金曜日

I am What I am 


ドナ・サマーと並ぶディスコ・クイーンとして君臨したグロリア・ゲイナーGloria Gaynorが唄っています。ディスコでは“I Will Survive(恋のサバイバル)”の方がかかっていたのかもしれません。I am What I am「我は在りて在るもの」解釈として、旧約聖書で語られるモーゼの逸話がしばしば引合に出されるようですが、元々は同性愛に対する偏見に抗するミュージカルの劇中歌。偏見や先入観を物ともせず、「私は私」と黒人の女性が力強く宣言することに、大らかなに感銘を受けます。

【曲紹介】
◯作詞・作曲は、ジェリー・ハーマンJerry Herman

◯ブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール La Cage aux Folles 』の劇中歌。原作は、ジャン・ポワレの書いた喜劇で、1973年にフランスでストレートプレイとして初演された。1978年には映画化(邦題『Mr.レディ Mr.マダム』)。映画の世界的なヒットを受け、1983年にミュージカルとして初演された。

◯グロリア・ゲイナーのアルバム『I Am』(1983)に収録されている。

【歌詞】
I am what I am
I am my own special creation
So come take a look
Give me the hook
Or the ovation
It's my world
That I want to have a little pride 
My world
And it's not a place I have to hide in
Life's not worth a dam
Till you can say
'Hey, world, I am what I am'
私は私
私は、私という特別な創造物
だから来て、見て頂戴
私をお払い箱にするか
大喝采をするか
これが私の世界
たとえ僅かであっても
自分自身で誇りを感じていたい
私の世界
でもそれは、私が隠れなければならない場所じゃない
人生は悪態をつく価値も無い
もしあなたが、「どう?私は私なの」
と言えない限り

I am what I am
I don't want praise I don't want pity
I bang my own drum
Some think it's noise I think it's pretty
And so what if I love each sparkle and each bangle
Why not see things from a different angle
Your life is a shame
Till you can shout out loud
'I am what I am'
私は私
称讃も要らないし、憐れみも欲していない
私は自分の太鼓を叩くだけ
他の人には雑音でも、自分にはステキな音
私がそれぞれの輝きや飾りを愛するからといって
何だっていうの!
違う角度から見てはいけないの?
お前の人生は恥だと思い込まされてしまう
あなたが大声で
「私は私!」と
叫び出さない限り

I am what I am
And what I am needs no excuses
I deal my own deck
Sometimes the aces sometimes the deuces
It's one life and there's no return and no deposit
One life so it's time to open up your closet
Life's not worth a dam till you can say
'Hey, world, I am what I am'
私は私
私であるために何の断りも要らない
私は自分で札を切る
ある時はエース、ある時は2の札
一度きりの人生
後戻りもできないし、他人任せにもできない
あなただけのひとつの人生
クローゼットを開けるときは今!
人生は悪態をつく価値も無い
もし、「どう?皆さん、私は私」
と言い切れない限り


※ミュージカル・タイトルの『ラ・カージュ・オ・フォール』とは、舞台となるフランスのナイトクラブの名前で、日本では『籠の中の道化たち』と訳されることも。

2011年7月7日木曜日

When You Wish Upon A Star


世の汚さに、現実の冷たさに、絶望を感じるしかない時でさえ、空を見上げることができます。世界各地の百万ドルの夜景も、満天の星の美しさには決して適わない。呼吸せずに生きられない者たちにとっては、澄んだ空気こそ、何ものにも代え難い絶対的な恩恵。‘誰の願いも聞き届けられるよ’と歌は言うけれど、星と自分をつなぐ線が、澄んでいればこそ「願いは叶う」と信じたいもの。最後の行は、自分の時間を奪われない為の、おまじないです。

【曲紹介】
◯作詞は、Ned Washington。作曲は、Leigh Harline。

◯1940年のディズニー映画『Pinocchioピノキオ』の主題歌として、Jiminy Cricketジミニー・クリケットという名のコオロギが歌った。ジミニーを演じ、唄ったクリフ・エドワーズCliff Edwardsは、『ダンボ(Dumbo)』のカラスも演じた名声優だったとか。


【歌詞】
(VERSE:上記画像で囁かれていない)
When a star is born
They receive a gift or two
One of them is this
They have the power to make a wish come true
星が生まれるときにはね
一つか二つ力を授かるんだよ
そのうちのひとつが
希みをかなえる力なのさ

(CHORUS)
When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires will come to you
星に願いを かけることは
誰でもしていいことなんだよ
心から望むことなら
どんな夢だって叶うんだよ
君がどんな人かなんて、関係ないのさ

If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star as dreamers do
星に夢をかけるときにはね
どんな望みだって大きすぎる事はないんだよ
夢みる人がするように
その願いに心がこもっていれば
夢は必ず叶うのさ

Fate is kind 
She brings to those who love 
The sweet fulfillment of 
Their secret longing 
運命は優しい女神だから
愛する心を持つ人の
願いをそっと満たしてくれるんだ
心に秘めた甘い願いを

Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you thru
When you wish upon a star
Your dream comes true
突然光る稲妻のように
思いがけない時に
運命の女神はやってくる
そして、君を助けてくれる
星に願いをかけるなら
夢は必ず叶うのさ

*だからね、夢をみる時には
眠ってしまう前に
必ず何かを願うんだよ