2011年4月30日土曜日

Change the World


プロデュースしたベビー・フェイスとの共演映像。貫禄なのか、男っぷりなのか、クラプトンの完勝を感じます。波瀾万丈という言葉では言い尽くせない人生を経て、50歳を過ぎて尚大ヒット。渋さ!たっぷりの‘ I'd be the sunlight in your universe’のフレーズ。非常に大袈裟で照れくさい台詞をだれたポロシャツでさり気なく。ギターをつまびく指もさることながら、声がカッコ良すぎです

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Tommy Sims,Gordon Kenney,Wayne Kirkpatrickの3人のソングライター。

◯ウィノナ・ジャッドWynonna Juddという女性歌手が歌っていた。

◯1996年、ベイビーフェィスBabyfaceがプロデュースしエリック・クラプトンEric Claptonがカヴァー。ジョントラボルタ主演の映画「フェノミナン」に提供され大ヒットした。

【歌詞】
If I can reach the stars,
Pull one down for you,
Shine it on my heart
So you could see the truth:
That this love I have inside
Is everything it seems.
But for now I find
It's only in my dreams.
もし、星に手が届くなら
君のために一つ採ってあげよう
それで僕の心に照らすんだ
そうしたら君は真実を見ることができるんじゃないかな
僕の中の愛がすべてに感じられるはずさ
でも今のところ、まだ僕の夢の中だけのことだけど

And I can change the world,
I will be the sunlight in your universe.
You would think my love was really something good,
Baby if I could change the world.
もし、世の中を変えることができるなら
僕はきみの世界の陽の光になるよ
君は僕の愛が何かとても素敵なものに思えるだろうね
ベイビー、もし世の中を変えることができたら

And if I could be king,
Even for a day,
I'd take you as my queen;
I'd have it no other way.
And our love would rule
This kingdom we had made.
Till then I'd be a fool,
Wishing for the day...
もし、たとえ一日でも王になれるなら
僕は君を女王として迎えるよ
他の方法は思いつかないね
そして、僕らの愛こそ僕らが作る王国のルールさ
その時まで、その日を望み続ける愚か者でいることにするよ

That I can change the world,
I would be the sunlight in your universe.
You would think my love was really something good,
Baby if I could change the world.
Baby if I could change the world.
もし、世の中を変えることができるなら
僕はきみの世界の陽の光になるよ
君は僕の愛が何かとても素敵なものに思えるだろうね
ベイビー、もし世の中を変えることができたら
ベイビー、もし世の中を変えることができたら

I could change the world,
I would be the sunlight in your universe.
You would think my love was really something good,
Baby if I could change the world.
Baby if I could change the world.
Baby if I could change the world.
もし、世の中を変えることができるなら
僕はきみの世界の陽の光になるよ
君は僕の愛が何かとても素敵なものに思えるだろうね
ベイビー、もし世の中を変えることができたら
ベイビー、もし世の中を変えることができたら
ベイビー、もし世の中を変えることができたら


2011年4月29日金曜日

Me and Bobby McGee


27歳で夭逝したためか、「酒とドラッグに明け暮れ..」というイメージが常につきまとうジャニス・ジョプリン。代表曲の“Move Over ”等とは全く違う趣きの、素直でかわいいジャニスを思い浮かべさせる歌です。街から街へ、旅から旅のツアーの日々..別れた男友だちを思い出しながら、「自由ってことは、失うものが何も無いこと」「いい気分になるのは簡単。彼がブルースを歌えばいい」と懐かしむ。ジャニスのためにつくられたような歌に聴こえます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、クリス・クリストファーソンKris Kristofferson と フレッド・フォスターFred Foster 。

◯彼女の死の直後に発売されたアルバム『Pearl パール』(1970) の中の一曲。

【歌詞】

Busted flat in Baton Rouge, waitin' for a train
And I's feelin' near as faded as my jeans
Bobby thumbed a diesel down just before it rained
It rode us all the way into New Orleans
ひと騒ぎあって打ちのめされて
バトンルージュで列車を待っていた
色あせたジーンズのような気分だった
ボビーがディーゼルをヒッチハイク!
雨が降ってくる直前だった
行先はニュー・オリーンズ
そこまで一緒に旅したわ

I pulled my harpoon out of my dirty red bandana
I was playin' soft while Bobby sang the blues, yeah
Windshield wipers slappin' time, I w's holdin' Bobby's hand in mine
We sang every song that driver knew
私は、汚れた赤いバンダナに包んであったハーモニカを取り出して
ボビーが唄うブルースに合わせて、そっと吹いた
ワイパーが拍子を取るの
いつしか私の片手はボビーの手を握ってた
いろんな歌を歌ったわ
ドライバーの知っている歌を全部

Freedom's just another word for nothin' left to lose
Nothin',I mean, nothin', hon', if it ain't free, no no
自由って、失うものが何も残ってないってこと
何もなくなってしまうわ、もし自由でなければ

And feelin' good was easy, Lord, when he sang the blues
You know, feelin' good was good enough for me
Good enough for me and my Bobby McGee
いい気分になるって簡単なこと、そうでしょ?
彼がブルースを歌えばよかった
気分が良ければ、それで十分。私には、ね。
それで十分だった。私とボビー・マギーには

From the Kentucky coal mine to the California sun
There Bobby shared the secrets of my soul
Through all kinds of weather, through everything we done
Yeah, Bobby baby kept me from the cold
ケンタッキーの炭坑地帯から、カリフォルニアの太陽の元まで
ボビーとは心底気が合ってたみたい
どんな天気になっても、いろいろなことをしたわの
そう、ボビーは私を寒さから守ってくれた。

One day up near Salinas, Lord, I let him slip away
He's lookin' for that home and I hope he finds it
But I'd trade all o' my tomorrows for one single yesterday
To be holdin' Bobby's body next to mine
サリナスに近づいて、ボビーを分かれた
彼は故郷を探し求めてた。うまく見つかるよう私も祈ってる
でも私は、未来のすべてと交換したい
たった一日の昨日と
ボビーの体に寄り添っていた日と

Freedom's just another word for nothin' left to lose
Nothin', that's all that Bobby left me, yeah
自由って、失うものは何も残ってないってこと
「何もない」ーそれが、ボビーが残してくれたこと

But if feelin' good was easy, Lord, when he sang the blues
Hey, feelin' good was good enough for me, mm-hmm
Good enough for me and my Bobby McGee
気分を良くするって簡単なこと 彼がブルースを歌えばいい
気分が良ければ十分だもの、私には
それで十分。私と、私のボビー・マギーには

La-da-da La-da-da-da La-da-da da-da da-da
La-da-da da-la-da la-da, Bobby McGee, yeah
ラ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ ダ・ダ・ ダ・ダ
ラ・ダ・ダ ダ・ラ・ダ ラ・ダ ボビー・マギー

La-da-la-da-la-da La-da-la-da-da
La-da-la-da-la-la, Bobby McGee, yeah
ラ・ダ・ラ・ダ・ラ・ダ ラ・ダ・ラ・ダ・ダ
ラ・ダ・ラ・ラ・ラ ボビー・マギー

La-da-da La-da-da La da-da La da-da
La-da-da La da-da La da-da
Hey, my Bobby, Lord, my Bobby McGee, yeah
ラ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ
ラ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ ラ・ダ・ダ
私のボビー 私のボビー・マギー

Lord, I call him my lover, call him my man
I said I call him my lover, did the best I can, c'mon
Hey now Bobby now, hey now Bobby McGee, yeah
La-da la-da la-da la-da la-da la-da la-da la-la
Hey, hey, hey, Bobby McGee, Lord!
ああ、あの人が私の恋人だった 私の人だった
あの人は私の恋人 あの人こそ、そうだった
ボビー、ねえ、ボビー・マギー
ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ

La-da la-da la-da la-da la-da la-da la-da la
ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ ラ・ダ
Hey, hey, hey, Bobby McGee, yeah
ねえ ねえ  ボビー・マギー

2011年4月25日月曜日

She


神様は、時々とても美しい人を天に召される。罪が無いどころか、この世の中のために必要とされるような美しい人々を。その人たちが天国から見ているのだから、「清く生きよ」と言いたいがために。この歌は、ハッピーエンドの映画のエンディングに流れていましたが、自分には、遠い彼の地に逝った素敵な女性たちを思い起こさせます。彼女たちの笑顔は、どんな季節であろうと咲く花々のよう。決して枯れることなく、心の中に輝いています。

【曲紹介】
◯フランスの誇る歌手・俳優シャルル・アズナヴールCharles Aznavour が、1974年イギリスの連続TVドラマ「女の七つの顔」のために作った曲。英語詞は、ハーバード・クレッツマーHerbert Kretzmerによるもの。当時の邦題は、『SHE(シー、忘れじの面影)』。後にアズナブール本人による仏語詞がつけられている(Tous Les Visages De L'amour)。

◯1999年公開の映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌としてリバイバル・ヒット。アズナヴールの"She"がオープニングで流れ、エルビス・コステロElvis Costelloがエンディングを歌っている。

【歌詞】
She/ May be the face I can't forget
The trace of pleasure or regret
May be my treasure or the price I have to pay
She/ May be the song that summer sings
May be the chill that autumn brings 
May be a hundred different things 
Within the measure of a day
彼女…
忘れることのできないその面影
歓びのきらめき、時に、悔恨
僕の宝物、そして、償い
彼女...
夏が奏でる歌のよう
それとも、秋のひんやりとした風
一日のうちに 
いくつもの表情を見せてくれた
数えきれない想い出

She/ May be the beauty or the beast
May be the phantom or the feast
May turn each day into a heaven or a hell
She may be the mirror of my dreams 
The smile reflected in a stream 
She may not be what she may seem 
Inside her shell
彼女…
美しき人 そして 可愛い野獣
幻影 そして ごちそう
彼女次第で日常は天国にも地獄にもなる
彼女...
僕の夢を映しだす鏡のよう
水面に映る清らかな笑顔
でも彼女の心は殻の中
その想いは誰にも見えない

She/ Who always seems so happy in a crowd
Whose eyes can be so private and so proud
No one's allowed to see them when they cry
She/ May be the love that cannot hope to last
May come to me from shadows of the past 
That I'll remember till the day I die 
彼女...
いつもたくさんの人に囲まれて幸せそうだった
あれほど誇り高く、高貴な瞳を他の誰が持っているというんだ?
泣いたとしても、涙を流す姿を誰にも見せはしなかった
彼女...
儚い愛、永遠に続くことは望めない
僕は死ぬまで忘れない
暗い闇を通り抜けて、僕のところにやってきた日を

She/ May be the reason I survive
The why and wherefore I'm alive
The one I'll care for through the rough in ready years
Me / I'll take her laughter and her tears
And make them all my souvenirs 
For where she goes I've got to be 
The meaning of my life is 
She / She, oh she
彼女...
僕が生き続ける理由
なぜ生きているのか、その理由そのもの
幾度となく荒波を乗り越え、護ってきた
どんな時も彼女のためだけに
僕にとって..
あの笑顔も涙も愛おしい
そのすべてを僕だけの思い出にして
いつも僕がそばにいる
彼女こそ 僕の生きる意味
彼女…彼女.. oh... 彼女
美しいひと、夢のようなひと

2011年4月24日日曜日

To Know Her Is to Love Her


メジャー・デビュー前のビートルズ。不合格になったレコード会社のオーディションでhimをherに変えて歌っています。作詞/作曲をしたフィル・スペクターが、後に『レット・イット・ビー』のプロデュースをすることになるとは...。ジョンは、ソロでもこの曲を歌っています。繰り返されることで、‘知る’ことと‘愛する’ことの接合がより深く強くなっていくことを歌い聞かされます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、フィル・スペクター。彼が結成した最初のバンド、The Teddy Bears(ザ・テディ・ベアーズ)の1958年のデビューシングル。原題は、『To know him is to love him』。父親の墓碑にインスパイアされてつくられたという。

◯日本では“To Know Him Is To Love Him/会ったとたん一目ぼれ~つのる想い~”という邦題がつけられている

◯さまざまな歌手が唄っている。たとえば、ドリー・パートンDolly Parton 、 エミルー・ハリスEmmylou Harris 、リンダ・ロンシュタット Linda Ronstadt の3人で構成されたトリオ もカヴァーしている。

【歌詞】
To know, know, know her 
Is to love, love, love her 
Just to see her smile 
Makes my life worthwhile 
Yes, just to know, know, know her 
Is to love, love, love her 
And I do and I do 
And I do 
彼女を、知る、知る、知ることは、
彼女を、愛する、愛する、愛すること
彼女の笑顔を見るだけで
僕の人生は価値のあるものになる
そう、だから、
彼女を知る、知る、知ることは、
彼女を愛する、愛する、愛することなんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ

I'll be good to her 
I'll make love to her 
Everyone says there'll come a day 
When I walk alongside of her 
Yes, just to know, know, know her 
Is to love, love, love her 
And I do and I and I do And I do 
彼女によくしてあげる
彼女を愛してあげる
いつの日か彼女と歩いている僕を見て、
「いつかこんな日が来ると思った」って
みんなきっと言うんだろう
そう、だから、
彼女を知る、知る、知ることは、
彼女を愛する、愛する、愛することなんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ

Why can't she see? 
How blind can she be? 
Some day, she'll see 
That she was meant just for me, oh, oh 
何で彼女は気づいてくれないの?
僕の姿が見えないの?
でもいつの日か、
きっと僕の愛に気づいてくれるはず

To know, know, know her 
Is to love, love, love her 
Just to see her smile 
Makes my life worthwhile 
Yes, just to know, know, know her 
Is to love, love, love her 
And I do and I and I do And I do 
彼女を、知れば知るほど
彼女を愛して、愛してしまうのさ
彼女の笑顔を見るだけで
僕は人生に価値を見出せるんだ
そう、だから、
彼女を知る、知る、知ることが大事なんだ
彼女を愛する、愛する、愛するってことは
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ

Why can't she see? 
How blind can she be? 
Some day, she'll see 
That she was meant just for me, oh, oh 
どうして彼女は気づいてくれないのだろう
僕の姿が見えないはずはないのに
でもいつか、
きっと僕の愛に気づいてくれるに違いない

To know, know, know her 
Is to love, love, love her 
Just to see her smile 
Makes my life worthwhile 
Yes, just to know, know, know her 
Is to love, love, love her 
And I do and I and I do And I do 
And I do 
彼女を知る、知る、知ることが
彼女を愛する、愛する、愛することなんだ
彼女の笑顔を見るたびに
僕の人生は価値のあるものになっていく
そう、だから、
彼女を知る、知る、知ること
彼女を愛する、愛する、愛すること
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ
僕はそうするんだ


2011年4月23日土曜日

Be My Baby


男性グループは4人、女性の場合は3人がおさまりがよいようです。数多くの3人組のひとつロネッツを知らなくても、この歌はいつの間にか‘定番ソング’。大勢のミュージシャンで録音したテイクを複数重ねていく音づくりは‘wall of sound ’と呼ばれ、発表当時は相当斬新なアイデアだったそうです。誰もが、‘生まれつき唄っていたのでは’と錯覚するくらい、一度聴いただけで覚えられるメロディです。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、フィル・スペクターPhil Spector、エリー・グリニッチEllie Greenwich、ジェフ・バリーJeff Barry。

◯ロネッツThe Ronettesは、リードシンガーのベロニカ(ロニー)・ベネットRonnie Bennett、エステル・ベネットEstelle Bennettの妹姉と、いとこのネドラ・タリーNedra Talleyからなる女性トリオ。他に、『Baby, I Love You』、『(The Best Part Of) Breakin' Up』『(Walking) In the Rain』等のヒット曲がある。

◯日本では、弘田三枝子が『私のベイビー』としてカヴァーしている(1963)。ちなみに歌詞は、‘忘れられない ひとみ はなれられない その魅力〜’とビー・マイ・リトル・ベイビー以外は全て日本語で唄われている。

【歌詞】
The night we met I knew I needed you so
And if I had the chance I'd never let you go
So won't you say you love me
I'll make you so proud of me
We'll make 'em turn their heads
Every place we go
So won't you please
あの夜二人が会った夜 あなたが必要だってわかった
だから もし機会があるとしても 私はあなたを放さない
だから言って、愛しているって
私、自慢の恋人になれるようにするわ
二人が行く先々で
みんなが私たちに振り向くような
だから、お願い

(Be my be my baby) Be my little baby
(I want it only say) Say you'll be my darling
(Be my be my baby) Be my baby now
(I want it only say) Ooh, ohh, ohh, oh
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)私の愛しい人になって
(ただ言ってほしい)かけがえのない人になるって言って
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)今すぐ恋人になって
(ただ言ってほしい)ゥオー オー オー

I'll make you happy, baby
Just wait and see
For every kiss you give me
I'll give you three
Oh, since the day I saw you
I have been waiting for you
You know I will adore you
Till eternity
So won't you please
あなたを幸せにするわ
ねぇ、見ていて
あなたが私に1回キスしたら
私はあなたに3回するわ
あなたに会った日から
私はあなたをずっと待っている
あなたに憧れる
ずっとずっと永遠に
だから、お願い

(Be my be my baby) Be my little baby
(I want it only say) Say you'll be my darling
(Be my be my baby) Be my baby now
(I want it only say) Ooh, ohh, ohh, ohh, oh
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)私の彼氏になって
(ただ言ってほしい)私の愛しい人になるって言って
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)今すぐ愛しい人になって
(ただ言ってほしい)ウー オー オー オー

(Be my be my baby) Be my little baby
(I want it only say) Say you'll be my darling
(Be my be my baby) Be my baby now
(I want it only say) Ooh, ohh, ohh, oh
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)私の愛しい人になって
(ただ言ってほしい)私の愛しい人になるって言って
(ビー・マイ・ビー・マイ・ベイビー)今すぐ愛しい人になって
(ただ言ってほしい)ウー オー オー オー

2011年4月22日金曜日

Buttons and Bows


『腰抜け二挺拳銃』の場面を構成した映像。お調子者の歯医者を演じるボブ・ホープ( 当時49歳)が、幌馬車に乗り、顔色を伺いつつ手風琴を奏でながら唄う『ボタンとリボン』。後半は、ロイ・ロジャースも加わって、姐御ジェーン・ラッセル(当時31歳!)の健康的な艶香とまぶしい美脚を楽しめます。衣装のセンスも抜群。いつ聴いても、すぐさまほんわか気分になれる、耳に残る愉しい歌です。


【曲紹介】
◯作詞/作曲は、レイ・エヴァンス Ray Evans とジェイ・リヴィングストンJay Livingston。

◯1948 年公開の映画『Paleface』(邦題は『腰抜け二挺拳銃』)の主題曲。ちなみに、ボブ・ホープ演じるお調子者の歯医者の役名は、ペインレス・ピーター・ポッター、ジェーン・ラッセル扮するクールな女盗賊ガンマンの名は、カラミティ・ジェーン。徹底的に凝り、圧倒的にふざけています(笑)。

◯日本では、『バッテンボー』として、大ヒットしたとの事。


【歌詞】
A western ranch is just a branch
of Nowhere Junction to me
Give me the city where living's pretty
and gals wear finery
西部の農園はただの田舎
面白くもなんともない分岐点
ああ都会でオシャレな暮らしをしたい
華やかな女の子たちに会いたい

Oh, east is east and west is west
And the wrong one I have chose
Let's go where you'll keep on wearing
Those frills and flowers and buttons and bows
Rings and things and buttons and bows 
東は東 西は西
僕は来るところを間違えた
行こうよ、いつもオシャレをしていられる場所へ
フリルや花や、ボタンやリボン
指輪やあれこれ、ボタンやリボン

Don't bury me in this prairie
Take me where the cement grows
Let's move down to some big town
Where they love a gal by the cut of her clothes
And you'll stand out in buttons and bows
僕をこんな草野原に埋もれさせないで
ビルの林がある場所へ連れて行って
どこか大きな街に移ろうよ
街には小さくカットされた服を着た女の子がお似合い
君は目立つだろうね、ボタンやリボンで着飾って

I'll love you in buckskin
Or skirts that you've homespun
But I'll love you longer, stronger where
Your friends don't tote a gun
僕は好きさ 君のバックスキンを着た姿も
手織りのツイードのスカートも似合っているよ
でも もっと強く長く愛せるさ
君の仲間が銃を持ち歩かない所なら

My bones denounce the buckboard bounce
And the cactus hurts my toes
Let's vamoose where gals keep using
Those silks and satins and linen that shows
And you're all mine in buttons and bows
馬車に揺られて 節々が痛いよ
サボテンの刺がささって 爪先は痛いし
もう行こうよ 女の子たちが絹やサテンに身をつつみ
下着をのぞかせてくれるような
そんな都会へ
君は僕だけのもの ボタンやリボンでキラキラしてる

Give me eastern trimming where women are women
In high silk hose and peek-a-boo clothes
And French perfume that rocks the room
And buttons and bows
女性が女性らしいだろ 東部風に着飾って欲しいのさ 
絹のストッキングに 胸や脇を大きく開けたドレス
部屋に漂うフランスの香水
ボタンにリボンの君は僕のもの

Buttons and bows
Buttons and bows
Buttons and bows
ボタンやリボン
ボタンやリボン
ボタンやリボン

2011年4月21日木曜日

I just can't stop loving you


「愛さずにはいられない」という言い回しも非常に多く歌われていますが、この曲は究極のデュエット。安っぽさのないMJのセクシーさは見事という他ありません。ジャクソン5として活動し始めて間もない頃は、マーヴィン・ゲイの前座だったとか。舞台の袖で、身体に染み込ませるように大先輩の声を聴いていた姿が想像されます。日本語に訳すと大袈裟に聴こえますが、詞曲ともに完璧!歌声はもちろんの事、囁きや掠れ、そして楽器の音ひとつひとつに‘愛’を感じさせます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、マイケル・ジャクソンMichael Jackson。

◯共演女性歌手は、シーダ・ギャレット

◯アルバム『Bad』(1987) 収録。

【歌詞】
I Just want to lay next to you for a while
You look so beautiful tonight
Your eyes are so lovely
Your mouth is so sweet
A lot of people misunderstand me
That's because they don't know me at all
I just want to touch you
And hold you
I need you
God I need you
I love you so much
しばらくの間、
君の隣で横になりたい
今夜の君はとてもきれいだ
愛らしい瞳
甘い唇
みんな僕を誤解している
彼らは僕を全く知らないんだ
僕は君に触れたい
抱きしめたいんだ
君が必要
君なしではいられない
とても愛してる

[Michael]
Each Time The Wind Blows
I Hear Your Voice So
I Call Your Name
Whispers At Morning
Our Love Is Dawning
Heaven's Glad You Came
風が吹くたびに
君が声が聞こえるようさ
君の名を呼んでみる
朝のささやき
僕らの愛は始まったばかり
神から祝福された僕らの出会い

You Know How I Feel
This Thing Can't Go Wrong
I'm So Proud To Say
I Love You
Your Love's Got Me High
I Long To Get By
This Time Is Forever
Love Is The Answer
僕の気持ち、わかるだろ
この先に間違いがあるはずがない
本当に胸を張って
君を愛していると言える
君の愛は僕を高めてくれる
きっとうまくやって行かれる
この時は永遠のもの
愛こそがその答えさ

[Siedah]
I Hear Your Voice Now
You Are My Choice Now
The Love You Bring
Heaven's In My Heart
At Your Call
I Hear Harps,
And Angels Sing
あなたの声を聞くとわかる
私が選んだ人だと
あなたが運んで来てくれる愛で
私の心は天国にいるよう
あなたが呼べば
ハープの音色や
天使の歌声が聞こえてくるわ

You Know How I Feel
This Thing Can't Go Wrong
I Can't Live My Life
Without You
私の気持ち、わかるでしょう?
間違えるはずはないわ
あなたがいなくては
私、とても生きていかれない

[Michael]
I Just Can't Hold On
僕はもう堪えきれない

[Siedah]
I Feel We Belong
私たちはお互いを必要としている

[Michael]
My Life Ain't Worth Living
If I Can't Be With You
君といっしょでなければ
生きている意味がない

[Both]
I Just Can't Stop Loving You
I Just Can't Stop Loving You
And If I Stop . . .
Then Tell Me Just What
Will I Do
愛さずにはいられない
あなたへの愛を止められない
でも、もし止めたなら
どうか教えて
どうすればいいの?

[Siedah]
'Cause I Just Can't Stop
Loving You
なぜって、あなたを
愛さずにいられないのだから

[Michael]
At Night When The
Stars Shine
I Pray In You I'll Find
A Love So True . . .

星がきらめく頃
僕は祈る、真実の愛を
君の中に見いだすことを

[Siedah]
When Morning Awakes Me
Will You Come And Take Me
I'll Wait For You
朝、目を覚ましたら
あなたは私を迎えに来てくれる?
私はあなたを待つことにするわ

[Michael]
You Know How I Feel
I Won't Stop Until
I Hear Your Voice Saying
"I Do"
僕の気持ち、わかるだろ?
僕はあきらめない
君が「誓います」という声を
聞くまでは

[Siedah]
"I Do"
This Thing Can't Go Wrong
「誓います」
これが間違っているはずはないもの

[Michael]
This Feeling's So Strong
この気持ちは本当に強いんだ。

[Siedah]
Well, My Life Ain't
Worth Living
そう、私の人生は
生きる意味を無くしてしまう

[Both]
If I Can't Be With You
I Just Can't Stop Loving You
I Just Can't Stop Loving You
And If I Stop . . .
Then Tell Me, Just What
Will I Do
もし一緒にいられないのなら
愛さずにいられない
あなたへの愛を抑えられない
もし愛することをやめるのなら
どうか教えて
いったいどうしたらいいの?

[Michael]
I Just Can't Stop Loving You
君を愛さずにはいられない。

[Siedah]
We Can Change All The World
Tomorrow
明日にでも
世界を全く変えることができるわ

[Michael]
We Can Sing Songs Of
Yesterday
僕らは、昨日のことは歌にできる

[Siedah]
I Can Say, Hey . . .Farewell
To Sorrow
私もこう言いいたいくらい
悲しみにさよならって

[Michael]
This Is My Life And I,
これは僕の人生、そして

[Both]
Want To See You For Always
I Just Can't Stop Loving You
いつだって一緒にいたい
僕らは愛し合わずにはいられない

[Siedah]
No, Baby

[Michael]
Oh!

[Both]
I Just Can't Stop Loving You
愛さずにはいられない

[Siedah]
If I Can't Stop!
止められないなら

[Both]
And If I Stop . . .
そして止めてしまうなら

[Siedah]
No
イヤよ

[Michael]
Oh! Oh! Oh . . .Oh . . .

[Siedah]
What Will I Do? Uh . . .Ooh . . .
(Then Tell Me, Just What Will I Do)
どうしたらいいの?
(教えて、一体どうしたらいいのか)

[Both]
I Just Can't Stop Loving You
愛さずにはいられない

[Michael]
Hee! Hee! Hee! Know I Do
Girl!
わかってるさ
愛しい君

[Both]
I Just Can't Stop Loving You
愛さずにはいられない

[Michael]
You Know I Do
And If I Stop . . .
わかるだろ、そうするよ
もしやめたら、

[Both]
Then Tell Me, Just What
Will I Do
どうか教えて
いったいどうしたらいいの

[Both]
I Just Can't Stop Loving You
愛さずにはいられない

2011年4月20日水曜日

Free


「トータルでフリーと言える人々は、この地球上にわずかしか存在しない。自分は、人々の自由とともに自由に向かって活動している」と発言した上での歌唱。この映像を眼にするとき、スティービーが背負って来た重荷を感じざるを得ません。土地や時間、先入観に縛られて来た‘本来の自由’。逆説的な歌詞とアコースティック・ギター、そして芯の強いコーラスが、世界の矛盾を、覆いかぶさる硬い壁にうごめく軋みや亀裂を感じさせます。深い部分での自由を獲得し得た者だけが表わせる‘永遠’という自由の意味を示唆する、深い曲です。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、スティービー・ワンダーStevie Wonder。

◯1987年発表のアルバム『キャラクターズCharacters』収録。

【歌詞】
Free like the river
Flowin' freely through infinity
Free to be sure of
What I am and who I need not be
Free from all worries
Worries prey on oneself's troubled mind
Freer than the clock's hands
Tickin' way the times
Freer than the meaning of free that man defines
Life running through me
Till I feel my father God has called
河のように自由
無限へと流れて行くのさ
自分が本来どんな人間であるべきか、
どんな人間である必要がないか
確信をもつ自由
人々の病んだ心を餌食にするような
あらゆる懸念から解き放たれ
時を刻む時計の針よりも、自由
人が定義する自由の定義よりも、自由
人生は僕の中を駆け抜けていく
父なる神がお呼び下さったと感じるその時まで

Me having nothin'
But possessing riches more than all
And I'm free
To be nowhere
But in every place I need to be
Freer than a sunbeam
Shinning through my soul
Free from feelin' heat or knowing bitter cold
Free from conceiving the beginning
For that's the infinite start
僕は何も持っていない
でもどんな金持ちよりも豊かなんだ
そして僕は自由
どこにも所属していない
必要な時にはどこにでも行かれる
魂を輝かせてくれる太陽光線よりも
僕は自由
熱さや辛い寒さからも解き放たれている
無限の始まりである出発点を
心に描く必要も無い

I'm gone - gone but still living
Life goes on without a beating heart
僕はもうこの世にいない
でもまだ生きている
生命は鼓動する事無く続いていく

Free like a vision
That the mind of only you can see
自由
君の心だけが描けるヴィジョンのように自由

Freer than a raindrop
Falling from the sky
Freer than a smile in a baby's sleepin' eyes
空から落ちてくる
雨つぶよりも自由
眠れる赤子の笑顔よりも、自由

I'm free like a river
Flowin' freely to infinity
I'm free to be sure of what
I am and who I need not be
I'm much freer - like the meaning of the word free that
crazy man defines
Free - free like the vision that
The mind of only you are ever gonna see
Free like the river my life
Goes on and on through infinity
河のように自由
無限へと流れ行くのさ
自分が本来どんな人間であるべきか、
どんな人間である必要がないか
確信が持てるような自由
頭のイカレた連中が定義するような自由の意味よりも
もっとずっと自由
自由!
君の心だけに見えるヴィジョン
河のように自由
僕の人生は、無限へと、無限へと向かって行く

※スティービーが冒頭で ‘ I'm not free ’と言っているのは、「自分=自分以外の人」と彼が考え、その人々が自由でない事を示していると捉えています。彼自身は、世間の制度とは別次元で、さまざまな怖れから解き放たれつつあったと感じます。

2011年4月19日火曜日

Mother And Child Reunion


「その程度のことで一々落ち込むな。判らないなら、ママにでも慰めてもらうんだな!」との、半分あきれながらの叱咤激励とも解釈されてもいますが、自分にはどうしても、‘悲しんでいる恋人をどう励ましていいのかわからずに、でも必死で元気づけようとしている若者’に聴こえてしまいます。「安っぽい言葉で簡単にすませたりしたくない、でもどうしていいかわからず右往左往、ひょんな事で立ち直れるんじゃないかな?と言ってみたり」という誠実な青年をイメージしてみました。動画には、さまざまな動物親子が映され、表情の豊かさに驚かされます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ポール・サイモンPaul Simon。サイモン&ガーファンクル解散後、初のソロアルバム『ポール・サイモン』(1972)のA面トップを飾った歌。

◯‘mother and child’はいわゆる親子丼のこと。チャイナタウンの中華料理店のメニューにインスパイアされたとも、レゲエアーティスト、ジミー・クリフの曲に触発されたとも言われている。

【歌詞】
No I would not give you false hope
on this strange and mournful day
but the mother and child reunion
is only a motion away....
僕は君にまやかしの励ましをしたりはしないよ
こんな哀しみに打ちひしがれた日に
でも母と子の再会なんて
些細なきっかけで叶うものじゃないかな

o.o.oh little darling of mine
I can't for the life of me
remember a sadder day
I know they say let it be
but it just don't work out that way
And the course of a lifetime runs
over and over again
ねえ、愛する君・・
僕は今まで、そんなに寂しい思いをした覚えがないんだ
なんとかなるさって、よく言われるけど
そんなにうまく行ってばかりじゃないよね
でも一生のうちに
こういう事が何度も何度も繰り返されるんだろうね

But I would not give you false hope, No!
on this strange and mournful day
but the mother and child reunion
is only a motion away
こんなにも悲しんでいる君に
僕は安っぽく励ましたりしたくないんだ
でも例えば母と子の再会なんて
些細なきっかけで叶うものだろう

o.o.oh little darling of mine
I just can't believe its so
and though it seems strange to say
I've never been laid so low
in such a mysterious way
And the course of a lifetime runs
over and over again
ねえ、愛しい君
自分でも信じられない
こんなこと言うのは変なんだけど
こんな風に説明もできないような感じで
打ちのめされた事はないよ
(君を励ますこともできないなんて!)
でも生きて行くって言う事は
こういう事が絶えず繰り返されるってことなんだろうね

But I would not give you false hope, No!
on this strange and mournful day
but the mother and child reunion
is only a motion away..away..away away
but the mother and child reunion
is only a motion away..away..away away
僕はこんなに悲しんでいる君を
上っ面で励ますことは出来ないんだ
でも例えば母と子の再会みたいな大それた事も
些細なきっかけで叶うだろう
あっけないくらい簡単に実現できちゃったりするだろう
そうだろう そうだろう?

2011年4月18日月曜日

Loves Me Like A Rock


ポール・サイモンによるゴスペル調の名曲。ディキシー・ハミングバーズ、そしてスティービー・ワンダーとの共演映像。「悪魔のささやきに負けそうになったときには、母の深い愛が救ってくれる」という内容。何が起きても、大きな岩のように動じない母の愛とは、ゴスペルの大きなテーマの一つでしょうが、ウォーターゲート事件の渦中にいたニクソン大統領への皮肉も込められていることが伺えます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ポール・サイモンPaul Simon

◯1973年にリリースされたアルバム『ひとりごと(There Goes Rhymin' Simon)』に収録されている。

【歌詞】
When I was a little boy, (when I was just a boy)
And the devil would call my name (when I was just a boy)
I'd say "now who do,
Who do you think you're fooling? " (when I was just a boy)
I'm a consecrated boy (when I was just a boy)
I'm a singer in a sunday choir
Oh , my mama loves, she loves me
She get down on her knees and hug me 
Like she loves me like a rock 
She rocks me like the rock of ages 
And loves me 
She love me, love me, love me, love me
少年の頃
悪魔に呼びかけられたんだ
こう応えたよ
‘何?だれ?どういうつもり?’
バカにするな!
僕は敬虔な少年さ
日曜聖歌隊の一員なんだ
ママは僕を愛しているしね
愛してくれてる
ひざまずいて僕を抱きしめてくれる
大きな岩のように愛で包んでくれる
rock of age(キリスト)のように揺り動かしてくれる
彼女は僕を愛しているのさ

When I was grown to be a man (grown to be a man)
And the devil would call my name (grown to be a man)
I'd say "now who do,
Who do you think you're fooling? " (grown to be a man)
I'm a consummated man (grown to be a man)
I can snatch a little purity
My mama loves me, she loves me
She get down on her knees and hug me
Like she loves me like a rock
She rocks me like the rock of ages
And loves me
She love me, love me, love me, love me
僕が成長して大人になった時
悪魔が僕の名を呼んだ
僕はこう応えた
‘何だって?いい加減にしてくれ’
僕はもう立派な大人なんだ
いつまでも純朴な少年じゃない
そんな僕でもママは愛してくれている
本当に愛してくれているのさ
ひざまずいて僕を抱きしめてくれる
大きな岩のような堅固な愛で
ちとせの岩のような寛大な愛で
彼女は僕を愛しているのさ

And if I was president (was the president) 
The minute congress call my name (was the president) 
I'd say "who do, 
Who do you think you're fooling? (who do you think you're fooling)
I've got the presidential seal (was the president)
I'm up on the presidential podium
My mama loves me
She loves me
She get down on her knees and hug me
Like she loves me like a rock
She rocks me like the rock of ages
And loves me
もし僕が大統領だとして
議会が僕を召喚したら
こう言おう
‘何だって?ふざけないでくれ’
自分には大統領の印章がある
大統領のひな壇に立つのは自分なんだ
ママは僕を愛している
それはもう、とても
ひざまずいて抱きしめてくれる
大きな岩のようなしっかりとした愛
ちとせの岩のような永遠に続く愛
彼女は僕を愛している

She love me, love me, love me, love me
(loves me like a rock)
彼女は僕を愛している、愛している、愛している

2011年4月16日土曜日

Kodachrome


偉大なソングライターの一人、ポール・サイモンの作品。ソロになってから、肩の力が抜けたのか、次から次へと多様な作品を発表。軽快なメロディの本作には、まるで短編小説のような味わいがあります。歌詞の中に、「白黒じゃ、パッとしない」と記されていますが、90年代からライブでは「白黒だと、全てがより良く見える(everything looks better in black and white) と変えて歌われているとか。


【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ポール・サイモンPaul Simon。邦題は『僕のコダクローム』

◯アルバム『There Goes Rhymin’ Simon(邦題:ひとりごと)』(1973) 収録。商品名がタイトルであることから、イギリスのラジオではほとんどオンエアされなかったらしい。

【歌詞】
When I think back
On all the crap I learned in high school
It's a wonder
I can think at all
And though my lack of education
Hasn't hurt me none
I can read the writing on the wall
高校で教えられた
ロクでもない事を思い起こすと
自分に思考能力があるなんて
信じられない
学校なんて行かなくても
困ったことなんかないし
壁の落書きだって読めるさ

Kodachrome
They give us those nice bright colors
They give us the greens of summers
Makes you think all the world's a sunny day, Oh yeah
I got a Nikon camera
I love to take a photograph
So mama don't take my Kodachrome away
コダクローム
綺麗で鮮やかな色合い
夏の緑の美しさ
まるで世界中に太陽が溢れているようさ
僕はニコンのカメラを抱えて
写真を撮るのが好きなんだ
だから母さん、僕のコダクロームを取りあげないで

If you took all the girls I knew
When I was single
And brought them all together for one night
I know they'd never match
my sweet imagination
And everything looks worse in black and white
たとえ独身時代に
付き合った女の子をみんな写真に撮って
一晩並べてみたとしても
僕のステキなイマジネーションには適いやしない
モノクロじゃ、どうもしっくりこないのさ

Kodachrome
They give us those nice bright colors
They give us the greens of summers
Makes you think all the world's a sunny day, Oh yeah
I got a Nikon camera
I love to take a photograph
So mama don't take my Kodachrome away
コダクローム
なんてカッコイイ鮮やかな色合い
夏の緑がこんなに映えてみえる
まるで世界中に太陽が溢れているようじゃないか!
僕はニコンのカメラを抱えて
写真を撮るのが好きなんだ
だから母さん、僕のコダクロームを取りあげないで

2011年4月15日金曜日

My Girl


ご存じ!テンプテーションズ最大のヒットナンバー。デヴィッド・ラフィンのヴォーカルも素晴らしいですが、マイケル・ジャクソンのヴァージョンも引けをとりません。モータウンの秘蔵子として、マイケルは1970 年代にさまざまなヒットナンバーを録音し続けています。その中には身近な大先輩スモーキー・ロビンソンの楽曲もありました。1972 年当時14歳、素直で純粋な気持ちがこもった歌唱は、“歌の上手な子ども”の域を遥かに超えたシンガーの潜在力を感じさせます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、スモーキー・ロビンソンSmokey Robinsonとロナルド・ホワイトRonald White。

◯1964年に発表された、テンプテーションズThe Temptations のNo.1 ヒット曲。

【歌詞】
I've got sunshine
On a cloudy day
When it's cold outside
I've got the month of May
I guess you'd say
What can make me feel this way
My girl (my girl, my girl)
Talkin' 'bout my girl (my girl)
僕は、輝く太陽を手に入れたのさ!
曇りの日
外は寒くても
僕は五月のように感じられる
君たちはこう訊くだろうな
何が僕をこんな気持ちにさせるのかって
僕の彼女 可愛い彼女
僕は、彼女のことを話しているのさ

I've got so much honey
The bees envy me
I've got a sweeter song
Than the birds in the trees
Well, I guess you'd say
What can make me feel this way
My girl (my girl, my girl)
Talkin' 'bout my girl (my girl)
僕はたくさんの蜂蜜を手に入れたんだ
ミツバチたちがうらやむような
僕は優しい歌声を手に入れたんだ
樹々にとまっている小鳥たちよりも素敵な歌声
君たちはこう訊くだろうね
何が僕をこんな気持ちにさせたのかって
あの娘さ マイ・ガール
あの娘のおかげで、こんな気分

Hey, hey, hey , yeah
I love my baby
She makes me feel proud
I'll climb the highest mountain
And say “I love her ”
ヘイ、ヘイ、ヘイ
僕の可愛い娘を愛しているのさ
彼女のおかげで、こんなに誇らしい気分
どんなに高い山だって登れそうさ
(その頂上で)大きな声で“愛している”言いたいんだ

I don't need no money
Fortune or fame
I've got all the riches, baby
One man can claim
Well, I guess you'd say
What can make me feel this way
My girl (my girl, my girl)
Talkin' 'bout my girl (my girl)
もうお金なんて眼じゃないね
財産や名声も
僕はあらゆる豊かさを手に入れたんだ、ベイビー
男が手に入れたいと願う全てを手に入れたのさ
君たちはこう言うだろうな
何が僕をこんな気持ちにさせたのかって
僕の彼女さ 僕の恋人 可愛い人がそう想わせてくれる
愛しいあの娘は、そういう女の子なのさ

I've got sunshine
On a cloudy day with my girl 
I've even got the month of May with my girl
Talkin' 'bout my girl (my girl)
Oooh ,yeah,My girl (my girl, my girl)
Oooh , My girl (my girl, my girl)
That's often I can talk about my girl
Yeah, yeah ,yeah,my girl
曇りの日でも
僕の頭上には、太陽が輝いている!
彼女がいれば、五月の陽気さ
僕の彼女はそういう娘なのさ
僕がしょっちゅう話しているのは彼女のこと
僕の彼女 可愛い彼女 自慢の彼女
僕は、彼女のことを話しているのさ



2011年4月14日木曜日

The Tracks of My Tears


ボブ・ディランをして“アメリカ最高の詩人”と言わしめたスモーキー・ロビンソンの代表曲のひとつ。日本語にも「顔で笑って心で泣いて」という言い回しがありますが、‘愉しそうに見えても、いつも心が沈んでいるのさ’と心の内を打ち明けるという歌。暗黙のうちに黒人歌手に求めてしまうような野太さのない、軽やかなハイ・トーン・ヴォイス。吐息に語らせ、重なった葉を震わせているように聴こえます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、スモーキー・ロビンソンWilliam "Smokey" Robinson, Jr.、ワーレン・ムーアWarren Moore、マービン・タープリンMarvin Tarplin。発表(1965)された当時の邦題は、『涙のトラック・ドライブ』。

◯ミラクルズのアルバム『Going To A Go-Go/Away We Go-Go』のA面2曲目に収録されている。

【歌詞】
People say I'm the life of the party
'Cause I tell a joke or two
Although I might be laughing loud and hearty
Deep inside I'm blue
みんな僕のこと
いつもパーティーしてるみたいと言っている
冗談ばかり言ってるから
大きな声で笑ったりはしゃいだりするけれど
心の中は落ち込んでいるんだ

So take a good look at my face
You'll see my smile looks out of place
Just look closer, it's easy to trace
The tracks of my tears
だから僕の顔をよく見ておくれ
君は僕の笑顔を見て不思議に感じるはずさ
近くに寄って見れば
涙の跡が辿れるはずさ

I need you, need you
僕には君が必要なんだ

Since you left me if you see me with another girl
Looking like I'm having fun
Although she may be cute, she's just a substitute
'Cause you're the permanent one
君が僕の眼の前から姿を消して
もし僕が他の女の子と一緒にいるところを見たら
僕が楽しそうにしているように見えるかもしれない
彼女は可愛いけれど
代役でしかないんだ
だって君こそが永遠の恋人なのだから

So take a good look at my face
You'll see my smile looks out of place
Just look closer, it's easy to trace
The tracks of my tears
僕の顔をよく見てくれないか
僕の笑顔を見て君は違和感を感じるはずさ
もっと近くに寄って見てくれよ
涙の跡が見えるはずだから

I need you, need you
僕には君が必要なんだ

Outside, I'm masquerading
Inside, my hope is fading
Just a clown, oh yeah since you put me down
My smile is my make-up I wear since my break-up with you
外見的には着飾ってオシャレに見えるかもしれないけれど
心の内で希望を失いつつある
君が僕のことをまるでピエロのようにみなしてから
僕の笑顔は作り物になってしまった
僕は君と別れてからそんな作り笑いで取り繕っているんだ

Baby, take a good look at my face
You'll see my smile looks out of place
Just look closer, it's easy to trace
The tracks of my tears
だから、ねえ、僕の顔をよく見てくれないか
僕の笑顔を見て君は違和感を感じるはずさ
もっと近くに寄って見てくれよ
涙の跡が見えるはずだから

So take a good look at my face
You'll see my smile looks out of place
Just look closer, it's easy to trace
The tracks of my tears
だから、僕の顔をよく見てくれないか
僕の笑顔は哀しそうに見えるはずさ
もっと近くに寄ってきてくれないか
心の中に涙の跡が見えるだろう

2011年4月13日水曜日

Right Here Waiting


丁寧に編集された画像は、2003年に公開された映画『コールド・マウンテン』。現代の感覚では、会話らしい会話を交わしたとは言えない二人が、互いの写真を交換した程度で命がけの恋人になるとは考え難いですが..。舞台は南北戦争時、さもありなんと感じます。それに時に映画は、徹底的にあり得ない‘ロマン’であってこそ。曲と映画は直接の関係はありませんが、歌詞も曲調も、‘She's the place I'm heading’と一目彼女に会うために脱走する主人公の心情に符合しています。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、リチャード・マークスRichard Marx。当時、恋人だった妻シンシア・ローズへのラブレターに曲をつけたもの。1989年リリース。

【歌詞】
Oceans apart day after day
And I slowly go insane
I hear your voice on the line
But it doesn’t stop the pain
君がいるのは海のずっと向こう
来る日も来る日も
僕はだんだんオカシクなってしまいそうなんだ
電話で君の声を聞いていても
この痛みが消える事はない

If I see you next to never
How can we say forever
君がそばにいないのに
どうして僕らが永遠なんて言えるんだろう

Wherever you go
Whatever you do
I will be right here waiting for you
Whatever it takes
Or how my heart breaks
I will be right here waiting for you
君がどこに行っても
何をしていても
僕はここで君を待っている
何が待ち受けていようとも
どんなに傷ついたとしても
ここで君を待っている

I took for granted, all the times
That I thought would last somehow
I hear the laughter, I taste the tears
But I can’t get near you now
ずっと 当たり前の事だと思っていた
笑い合ったりしてきて、たとえ泣いたりする事があっても
君との関係は何とか続いていくだろうって
でも今は君がそばにいないんだよね

Oh, can’t you see it baby
You’ve got me going crazy
君はどう思っているのだろう
僕はどうかなってしまいそうだよ

Wherever you go
Whatever you do
I will be right here waiting for you
Whatever it takes
Or how my heart breaks
I will be right here waiting for you
君がどこにいても
何をしていても
僕はここで君を待っている
何が起ころうと
どんなに苦しんだとしても
ここで君を待っているんだ

I wonder how we can survive
This romance
But in the end if I’m with you
I’ll take the chance
僕らはうまくやっていけるんだろうか
この愛はどうなっていくんだろう
いつの日にか君と一緒にいられるのなら
そのために僕は何でもするよ

Oh, cant you see it baby
You’ve got me going crazy
君には分からないのかい
僕がどうにかなってしまいそうだってこと

Wherever you go
Whatever you do
I will be right here waiting for you
Whatever it takes
Or how my heart breaks
I will be right here waiting for you
君がどこに行っても
何をしていても
僕はここで君を待っている
何が起こっても
どんなにこの心が引き裂かれても
僕はここで、君を待っている

2011年4月7日木曜日

Hold On, I'm Comin'


サム&デイヴ!楽器化した身体。見るからに逞しく、この上なく頼りになるナイスガイのパフォーマンス。見計らい合いながら、繰り出す絶妙の渾身パンチ!まるでボクシングの試合をみているような興奮を観客にふりまきます。サムの‘Do me a favor ’に促され、観客が ‘Stand all up ’そして‘Have a Good Time’。デイブの流麗な脚!軽快な迫力たっぷりのタイトでゴキゲンなソウルフル・ナンバーです。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、アイザック・ヘイズIsaac Hayes とデヴィット・ポーター David Porter。

◯サム&デイヴのアルバム『Hold On, I'm Comin' (ホールド・オン) / Sam & Dave』
 (1966)に収録。

【歌詞】
Don't you ever, be sad
Lean on me, hen times get bad
When the day come, and you know your down
In a river of trouble, your bout to drown
悲しくなったりしちゃいけないよ
俺を頼りにしていいのさ 駄目って感じたりする時は
そんな日が来たりして 落ち込む時は
トラブルの川でおぼれそうな時は

Hold on, cause I'm coming
Hold on, I'm coming
ちょっと待っててよ 俺が行くから
待ってるんだよ 俺が行く

I'm on my way, your lover where
If your cold, I will be your cover
Never have to worry, because I am here
You dont need to suffer, cause I am near
俺は自分の道を歩んでいる お前の愛しい人(=俺)は
でも、もし君が寒いと感じているなら 俺は君を包みこむ
心配しなくていい 俺がここにいるから
苦しむ必要はないのさ、ベイビー 俺がここにいるから

Say
Hold on cause I'm coming
Hold on cause I'm coming
Hold on, cause I'm coming
Hold on, I'm coming
だから俺を待っているんだ 今行くから
待ってるんだ 俺が行くから
待ってろよ 俺が行く
待ってろ 俺が行くまで

Lemme hear ya'll
You talk to me
For satisfaction, oh, hold on
Call my name, oh, call my name yeah for quick reaction
Yeah yeah yeah yeah
俺に話してごらん
満足したけりゃ、さぁ
俺の名を呼ぶんだ、さあ
早く答えがほしけりゃ

Oh dont you ever,
oh dont you ever, be sad,
I want you to lean on me, when times get bad,
When the day comes, and I know you been around,
In a river o trouble, you you you you about to drown
悲しい想いなんてさせたくないんだ
俺を頼りにしてほしい ダメだと感じた時は
そんな日はふいに来る そんな時は
落ち込む時は ベイビー
トラブルつづきで 気が滅入ってしまいそうな時は

Hold on I'm coming
Hold on cause I'm coming
Hold on cause I'm coming
Hold on I'm coming
Hold on, I'm coming
Hold on, I'm coming
Hold on, (dont you ever) I'm coming (here I come)
俺を待つんだ すぐ行くから
待ってるんだよ 俺が行くから
ちょっと待ってて 俺が行く
待っているんだ 俺が行くから
待って 俺が行く
待ってて 俺が駆けつけるから

2011年4月5日火曜日

Annie's Song


フィルム・ベスト・カップルとも言えるジュリー・アンドリュースとクリストファー・プラマー。「視覚的に絶妙の組合せ」がサウンド・オブ・ミュージックの主演決定の理由だったとか。共演映像を中心に丹念に創られた動画と感じます。歌詞の鍵は、‘fill up my senses’ー感覚を満たすーという美しいフレーズ。単語から思い浮かべられる風景や光、音、匂い、肌に触れる風や空気の清々しさを想いながら、訳してみました。

◯邦題は『緑の谷のアニー』。作詞/作曲は、ジョン・デンバーJohn Denver。アルバム 『Back Home Again 』(1974) 収録。歌詞に名は出てこないが、当時の妻 Annie に捧げられた曲。ミネソタ州の New Ulm 近郊の景色の素晴らしさに感動しながら、同時に妻に想いをはせながら創ったとのこと。

◯ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマーの映画での共演は『サウンド・オブ・ミュージック』(1965) のみ。但し、映画のアニバーサリーのたびにインタビューに揃って登場。多くの人々が二人の再共演を望む中、C・ヘップバーンとH・フォンダ主演映画『黄昏(On Golden Pond)』を原作者アーネスト・トンプソン自身が演出したTVドラマ”On Golden Pond”(2001)で久々に共主演した。

【歌詞】(意訳)
You fill up my senses
Like a night in the forest
Like the mountains in springtime
Like a walk in the rain
Like a storm in the desert
Like a sleepy blue ocean
You fill up my senses
Come fill me again
君はいつも僕を癒してくれる
森に訪れる夜のように
春の山々のように
雨の日の散歩のように
砂漠に向かう嵐のように
静かに眠る蒼い海のように
君は僕を満ち足りた気持ちにさせてくれる
僕を満たしに来ておくれ

Come let me love you
Let me give my life to you
Let me drown in your laughter
Let me die in your arms
Let me lay down beside you
Let me always be with you
Come let me love you
Come love me again
君を愛していたいんだ
僕の人生を君に捧げたい
君の声に包まれて笑い転げたい
君の腕の中で最期を迎えたい
君の隣りで眠りたい
いつも君のそばにいたい
君を愛していたい
僕を愛しに来てほしい

Let me give my life to you
Come let me love you
Come love me again
僕の人生を君に捧げよう
僕に愛させておくれ
もう一度君を愛したんだ

You fill up my senses
Like a night in the forest
Like the mountains in springtime
Like a walk in the rain
Like a storm in the desert
Like a sleepy blue ocean
You fill up my senses
Come fill me again
君は僕の感覚を満たしてくれる
夜の森のような穏やかさで
春の山のような爽やかさで
雨の日の散歩のような和やかさで
乾いた地を潤すような健気さで
静かなさざ波のような優しさで
君は僕の心を満たしてくれる
二人で満ち足りた時を過ごさないか

2011年4月4日月曜日

2000 Watts


「これで、どうだ!」と言い放つ強烈な音。ライナー・ノートに“分厚いビートの城壁を築いている”と書かれていましたが、その通りの重層低音と縦走するスピード感。次々と世に出てくる若い才能と常にガチに組むタフさは、まさにキング!リード/バックヴォーカルは言うまでもなく、超低い声に加え、デジタル加工した低音まで、MJの存在を全身で感じられる一曲です。

◯作詞/作曲は、マイケル・ジャクソンMichael Jackson、テディ・ライリーTeddy Rilley、タイリースTYRESE Gibson、JaRon Henson

◯アルバム『Invincibleインヴィンシブル』(2001)の 9曲目に収録。

◯タイトルの由来は、貧困層の住むワッツ地区。マイケルは、その地域の支援をするため、基金Watts Foundationを設けていた共作者のTYRESEと活動を共に行っていく予定だった。

【歌詞】
You may now apply, (you may now apply)
Your 3D glasses (your 3D glasses)
As we proceed (prepare for proceed)
2000 watts
さあ、メガネをかけて(さあ、かけるんだ)
3Dグラス(君の立体グラス)
我々は前進する(発進準備をしてくれ)
トゥー・サウザンド・ワッツ(2000ワット)

Bass note, treble
Stereo control
How low, you go
Just enough to make your juices flow
ベース低音、響きわたる高音域
ステレオ制御装置
どこまで重低音を出せる?
体中に電撃を走らせる、そんな強烈な低音
準備は万端さ

Press play, don't stop
Rotate, too hot
You feel I'm real
I'm everything you need, so tell me what's the deal
プレイボタンを押せ、止めちゃダメだ
何度も繰り返し、熱いビート
どうだい、僕を感じるだろ
僕は君の望むすべて
どれだけ欲しいか言ってくれ

2000 Watts, 8 ohms
200 volts, real strong
Too much of that, fuse blown
Be careful what you say, don't overload
2000ワット、8オーム
200ボルト、相当強力
スゴすぎて、フューズが飛ぶぜ
言葉に気をつけろ
限度を超えると大変なことになる

2000 Watts, 8 ohms
200 volts, real strong
Too much of that, fuse blown
Be careful what you say, don't overload
2000ワット、8オーム
200ボルト、どこまでも強烈さ
やり過ぎだ!フューズが飛ぶぞ
口を慎め
大変なことになるぞ

3D, high speed
Feedback, Dolby
Release two or three
When I reach I can go 'til I hit my peak
3D、高速スピード
反響音・ドルビー重低音
2、3曲ブッ飛ばしてくれ
そこまでいったなら
頂点に達するまで一直線

Compact steelo
Chico, D-Lo
Highpost lady
Shorty really wanna be there for me
小型の音響装置
木目のスピーカー、
D-Lo
とびきり高貴な淑女、
女の子達が僕を待ち構えているのさ

2000 Watts, 8 ohms
200 volts, real strong
Too much of that, fuse blown
Be careful what you say, don't overload
2000ワット、8オーム
200ボルト、凄く強力
スゴすぎる!フューズが飛ぶ
減らず口を叩くな
大変な事になるぞ

Yeah
All right now
Are you ready
Arhhh!
いいぞ
そろそろいいだろう
準備はいいか
あああぁぁ!!

※かなり、セクシャルな意味を隠し含んでいるとも受け取れる歌詞のようです。




2011年4月3日日曜日

The Blower's Daughter (Can't Take My Eyes Off of You)


“ Can't Take My Eyes Off of You ”というフレーズにこだわっているおかげで、この動画をみることができました。到底全ての映画を把握することはできませんが、ボギーに始まり、オードリー、グレース、オリヴィエ、リリアン・ギッシュ、...数々の名優たちが登場し、細かく丁寧に楽しめます。曲は、ダミアン・ライス。オフィシャル・フィルムでは、最後の最後に、“'Til find somebody new” と呟いています。恋愛ソングとしては「なぁ〜んだ」でジ・エンドですが、一時的に注目を集める人々の関心の先をも感じさせられます。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、ダミアン・ライスDamien Rice。2001年9月、この"The Blower's Daughter"をアイルランドでセルフ・リリース。即座にイギリスでトップ20にチャート入りし、翌年の2月には、アルバム『O』が発売された。

◯ジュード・ロウJude Law、ナタリー・ポートマンNatalie Portman、ジュリア・ロバーツJulia Roberts 主演の映画『Closer 邦題:クローサー』(2004)の挿入歌。

【歌詞】
And so it is
Just like you said it would be
Life goes easy on me
Most of the time
And so it is
The shorter story
No love no glory
No hero in her skies
そうだね
君が言ったように
人生は僕にとってさほど難しくはない
大抵の場合は
そうだね
ストーリーはシンプルなもの
愛もなければ 栄光もない
彼女(=君)には見上げるようなヒーローもいない

I can't take my eyes off of you
I can't take my eyes off you
I can't take my eyes
君から目を離せないんだ
君から目を離せない
眼を離せない

And so it is
Just like you said it should be
We'll both forget the breeze
Most of the time
And so it is
The colder water
The blower's daughter
The pupil in denial
そうだね
君の言ったとおり
僕らはいずれゴタゴタを忘れるだろう
ほとんどの場合
そして、そう
もっと冷たい水
ホラ吹きの娘
受け容れない瞳

I can't take my eyes off of you
I can't take my eyes off you
I can't take my eyes
君から目を離せないんだ
目を離せない
眼が離せない

Did I say that I loathe you?
Did I say that I want to leave it all behind?
「私はあなたを嫌いだと言った?」
「僕は全てを捨てたいと言った?」

I can't take my mind off of you
I can't take my mind off you
I can't take my mind
My mind
君を想わずにはいられないんだ
君を想わずにはいられない
想わずにいられない
想わずに


'Til find somebody new
新しい誰かを見つけるまで

2011年4月2日土曜日

Can't Take My Eyes Off Of You


‘カントリー’に分類されているレディ・アンテベラムのCan't Take My Eyes Off Of You。自己嫌悪を抱えながら、どうする事もできずに引きこもっている人が、救いを求めているような。必要最低限の音源だからこそ、沁み入るように伝わってきます。重ね合わせるだけのコーラスも。レディ・アンテベラムは、グラミー賞で「ニード・ユー・ナウ~いま君を愛してる(Need You Now)」が最優秀レコード賞に。“恋愛成就ソング”として大ヒット中とか。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、レディ・アンテベラムLady Antebellumのヒラリー・スコットHillary Scott、チャールズ・ケリーCharles Kelley、デイヴ・ヘイウッドDave Haywood。2008年にリリースされた『Lady Antebellum』収録。

◯レディ・アンテベラムは、2006年にテネシー州ナッシュヴィルにて結成されたグループ。ちなみに、Antebellumは「アメリカ南北戦争以前」という意味。

【歌詞】(意訳)
I know that the bridges that I've burned along the way
have left me with these walls and these scars that won't go away
and opening up has always been the hardest thing until you came
わかってる
私がそれまでのつながりをダメにしてきたんだってこと
傷だらけのまま壁の中に取り残されている
外に出て行くのはたまらなく辛かった
あなたが来てくれるまで

So lay here beside me just hold me and don't let go
this feelin' I'm feelin' is something I've never known
and I just can't take my eyes off you and I just can't take my eyes off you
だからここに、私のそばにいて肩をだいていて
どこにも行かないで
今感じている事こんな感じは味わったことがないの
ただあなたから眼を離せないだけ
ただあなたを見ていたいだけ

I love when you tell me that I'm pretty when I just wake up
and I love how you tease me when I'm moody but its never too much
I'm falling fast but the truth is I'm not scared at all
You broke my walls
朝起きた時にあなたが可愛いと言ってくれる
それがうれしい
ぐずぐずした気分の時も
ちょうどいいくらいに注意してくれる
そのやり方が好き
すぐにあなたを好きになってしまった
本当言って、もう傷ついたりしていない
あなたが壁を壊してくれた

So lay here beside me just hold me and don't let go
this feelin' I'm feelin' is something I've never known
and I just can't take my eyes off you and I just can't take my eyes off you
だからここに、私のそばにいて肩をだいていて
どこにも行かないで
今感じている事こんな感じは味わったことがないの
ただあなたから眼を離せないだけ
ただあなたを見ていたいだけ

off you
off you
あなたから
あなたから眼が離せない

So lay here beside me just hold me and don't let go
And Oh, this feelin' I'm feelin' is something I've never known
and I just can't take my eyes off you and I just can't take my eyes off you
だからここに、私のそばにいて肩をだいていて
どこにも行かないで
今感じている事こんな感じは味わったことがないの
ただあなたから眼を離せないだけ
ただあなたを見ていたいだけ

2011年4月1日金曜日

Can't Take My Eyes Off You


どれほど売れようと、ディスコに行かない人々には全く耳に入らなかった曲。フルヴァージョンを初めて聴けば、なるほど愉しい!踊りたくなるのも無理ならんと納得します。歌詞は全面的にオメデタく、恋は盲目の絶頂期なれど、‘信じてほしい’に説得力がまるで無し。それでも、‘踊りたくなる’という1点に目的が絞り込まれ、溌剌とした生命力溢れる曲と感じます。ウォーホルが描いた‘眼が離せなかった人々’+と共に。

【曲紹介】
◯作詞/作曲は、Bob CreweとBob Gaudio。邦題は『君の瞳に恋してる』

◯1967年にフォー・シーズンズThe Four Seasonsのフランキー・ヴァリFrankie Valli がソロシングルとしてヒットさせ、のちにアルバム「Frankie Valli Solo」に収録。

◯1982年にはボーイズ・タウン・ギャング Boys Town Gang がディスコ調にアレンジし、日本やイギリスなどで大ヒット。

◯アンディ・ウィリアムス、フランク・シナトラ、シュプリームズ、シーナ・イーストン、ミューズ、バリー・マニロウ、ナンシー・ウィルソン、グロリア・ゲイナー、ローリン・ヒルら、多くのアーティストがカヴァーしている。

【歌詞】(意訳)
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
You'd be like heaven to touch
I wanna hold you so much
At long last love has arrived
And I thank God I'm alive
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
あなたみたいな人が本当にいたなんて
見つめずにはいられないの
触れるだけで天国にいる気分
ぎゅっと抱きしめたいの
長い間待って
ようやく巡ってきたんだわ
神さまに感謝するわ
生きていてよかった
あなたに出会えるなんて夢みたい
もうあなたから目を離せないわ

Pardon the way that I stare
There's nothing else to compare
The sight of you leaves me weak
There are no words left to speak
But if you feel like I feel
Please let me know that it's real
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
ついあなたを見てしまうの
許してね
他の人を比べることなんかできない
その眼で見つめられるだけで、小さくふるえてしまう
どう話していいかもわからない
でも、もしあなたが、私が思っているのと同じ気持ちなら
これは夢でないって、どうか教えて
あなたは現実というには素敵すぎる
眼をそらすことなんかできないわ

I love you, baby
And if it's quite alright
I need you, baby
To warm a lonely night
I love you, baby
Trust in me when I say
Oh, pretty baby
Don't bring me down, I pray
Oh, pretty baby, now that I found you, stay
And let me love you, baby
Let me love you
大好きなの あなた
受けとめてくれるなら
あなたが必要なの
淋しい夜を暖めて
愛しているの 
こう言ったら信じてね
ねぇ、あなた
どうかがっかりさせないで
やっとあなたに逢えたの
どこにも行かないで
好きでいさせて
夢中にさせて

You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
You'd be like heaven to touch
I wanna hold you so much
At long last love has arrived
And I thank God I'm alive
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
君みたいな人が本当にいたなんて
見つめずにはいられない
触れるだけで天国にいる気分さ
ぎゅっと強く抱きしめたい
長い間待って
ようやく巡り会えた
神に感謝するよ
生きていてよかった
君に出会えるなんて夢みたい
僕の瞳は君に釘付け

I love you, baby
And if it's quite alright
I need you, baby
To warm a lonely night
I love you, baby
Trust in me when I say
Oh, pretty baby
Don't bring me down, I pray
Oh, pretty baby, now that I found you, stay
And let me love you, baby
Let me love you...
愛してるんだ、可愛いベイビー
そしてもし本当に受け容れてくれるなら
僕は君が欲しいんだ、ベイビー
孤独な夜を暖めておくれ
愛してるんだ、ベイビー
僕が言うことを信じてくれないか
ああ、かわいい君
僕を落ち込ませないで、僕は祈ってる
ああ、かわいい君
僕は君をやっと見つけたんだ、そこにいて
君を愛してもいいかい、ベイビー
君を愛させてほしいんだ