2011年4月5日火曜日

Annie's Song


フィルム・ベスト・カップルとも言えるジュリー・アンドリュースとクリストファー・プラマー。「視覚的に絶妙の組合せ」がサウンド・オブ・ミュージックの主演決定の理由だったとか。共演映像を中心に丹念に創られた動画と感じます。歌詞の鍵は、‘fill up my senses’ー感覚を満たすーという美しいフレーズ。単語から思い浮かべられる風景や光、音、匂い、肌に触れる風や空気の清々しさを想いながら、訳してみました。

◯邦題は『緑の谷のアニー』。作詞/作曲は、ジョン・デンバーJohn Denver。アルバム 『Back Home Again 』(1974) 収録。歌詞に名は出てこないが、当時の妻 Annie に捧げられた曲。ミネソタ州の New Ulm 近郊の景色の素晴らしさに感動しながら、同時に妻に想いをはせながら創ったとのこと。

◯ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマーの映画での共演は『サウンド・オブ・ミュージック』(1965) のみ。但し、映画のアニバーサリーのたびにインタビューに揃って登場。多くの人々が二人の再共演を望む中、C・ヘップバーンとH・フォンダ主演映画『黄昏(On Golden Pond)』を原作者アーネスト・トンプソン自身が演出したTVドラマ”On Golden Pond”(2001)で久々に共主演した。

【歌詞】(意訳)
You fill up my senses
Like a night in the forest
Like the mountains in springtime
Like a walk in the rain
Like a storm in the desert
Like a sleepy blue ocean
You fill up my senses
Come fill me again
君はいつも僕を癒してくれる
森に訪れる夜のように
春の山々のように
雨の日の散歩のように
砂漠に向かう嵐のように
静かに眠る蒼い海のように
君は僕を満ち足りた気持ちにさせてくれる
僕を満たしに来ておくれ

Come let me love you
Let me give my life to you
Let me drown in your laughter
Let me die in your arms
Let me lay down beside you
Let me always be with you
Come let me love you
Come love me again
君を愛していたいんだ
僕の人生を君に捧げたい
君の声に包まれて笑い転げたい
君の腕の中で最期を迎えたい
君の隣りで眠りたい
いつも君のそばにいたい
君を愛していたい
僕を愛しに来てほしい

Let me give my life to you
Come let me love you
Come love me again
僕の人生を君に捧げよう
僕に愛させておくれ
もう一度君を愛したんだ

You fill up my senses
Like a night in the forest
Like the mountains in springtime
Like a walk in the rain
Like a storm in the desert
Like a sleepy blue ocean
You fill up my senses
Come fill me again
君は僕の感覚を満たしてくれる
夜の森のような穏やかさで
春の山のような爽やかさで
雨の日の散歩のような和やかさで
乾いた地を潤すような健気さで
静かなさざ波のような優しさで
君は僕の心を満たしてくれる
二人で満ち足りた時を過ごさないか

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