2011年1月24日月曜日

Fly Me To The Moon (In Other Words)


やわらかく光る月を眺めながら、どれほどの人が慰められたことだろう。スモッグで星が見えない都会でも、雲のあいだにあっても、やがて月は姿を表わす。下唇に歯がそっと触れるFから始まり、両唇音から始まるMeとMoon、そしてほんの少し口をあけたnの音。唄い代えれば、♪“When I Fall In Love ”.

【曲紹介】
◯1954 年Bart Howard による楽曲。ただし、当時のタイトルは『In Other Words』(「言い換えると」)。最初に唄ったのは、 Kaye Ballard 。1956年に、ジョニー・マティスが初めて『Fly Me to the Moon』という題を採用した。

◯スタンダードナンバーとして耳慣れた『Fly Me to the Moon』が完成するのは1962。作曲家Joe Harnell がボサノヴァ風にアレンジしてから。その後、フランク・シナトラがカバーして大ヒット。

◯ 1960 年代、アポロ計画により、「月に連れて行って」はかなり現実味を帯びた出来事となり、時代のテーマソングのように扱われ、広く定着していった。

【歌詞】
Fly me to the moon
私を月へ連れてって
And let me play among those stars
星に囲まれて遊ばせてほしいの
Let me see what spring is like  On Jupiter and Mars
木星や火星の春がどんな様子か私に見せて
In other words, hold my hand
わからない? “手を握って” ってこと
In other words, darling(baby) kiss me
だから、“キスして” ってこと


Fill my heart with song
歌で心を満たしていたいの
And let me sing for ever more
いつまでも、もっと歌わせて
You are all I long for
あなたは私が長いこと望んできた人
All I worship and adore
心から尊敬しているの
In other words, please be true
真実(ほんとう)の姿をみせてほしいってこと
In other words, I love you
愛しているから


*ナット・キング・コールやトニー・ベネットは、下記の<verse>をつけて唄っています。

Poets often use many words to say a simple thing.
簡単なことを伝えるために、詩人はたくさんの言葉を使う
It takes thought and time and rhyme to make a poem sing.
考え過ぎて時間をかけて韻を踏まないと、詩を囁けない
With music and words I've been playing.
音楽と言葉を添えて、私は伝えよう
For you I have written a song
君のために歌を書いた
To be sure that you'll know what I'm saying,
私が何を言いたいのか、わかってほしいから
I'll translate as I go along.
歌いながら、伝えていくことにするよ

【単語】
worship[名詞](神聖なものに対する)崇拝(of ...),礼拝, 礼拝式, 参拝 the worship of idols偶像崇拝
worshipful[形容詞]崇拝する, 敬う, 尊敬心に満ちた,崇拝(敬愛すべき) a worshipful attitude 崇拝の態度 worshipfully[副]かしこまって


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