2011年2月10日木曜日

Follow Me

2月9日。福の日・服の日・肉の日・風(が吹く)の日。ハワイのカメハメハ4世のバースディ。そして、ミア・ファローの誕生日ーというわけで、主演作『フォロー・ミー』冒頭シーンの映像です。歌そのものは短く、歌詞もゆっくり。歌手が歌って聴かせるというより、あくまでも物語に流れる背景として、風景の一部が、街路に映る人の影が声を出しているように歌われています。


◯『フォロー・ミー』(1972) は、『第三の男』他を創ったキャロル・リードCarol Reed 監督の遺作。物語と配役、演出と街角、すべてがいい案配に融合した珠玉の名作。 原作・脚本は、リバプール生まれの劇作家ピーター・シェファーPeter Shaffer。原題は『The Public Eye』。イギリスでは『Follow Me』のタイトルで公開されたらしい。


◯音楽は、『真夜中のカウボーイ』他のジョン・バリー Jonathan Barry Prendergast 。父は映画館主、母はピアニストだったとか。


主人公ベリンダのキャラクターが、音楽だけでも十分に伝わってくるサウンド・トラックはこちら→John Barry - Follow Me Soundtrack [1-2] (FollowMe,1972)http://youtu.be/dp_pqEliFb4


◯You Tube で映画全編を鑑賞可能となっているようなので、ぜひ!『The Public Eye』になって、ロンドン散策を楽しみながら、キュートな女性とその夫、おかしな名探偵が織りなす魅力的な物語を。


【歌詞】
Follow, follow
As long as you´re there I´ll follow
I´ll be only a smile away from all you do
No matter where you lead me to
連(つ)いてきて 連いていくよ
君がいくところ、どこへだって僕は連いていく
君が好きなように何かしているところから
少し離れて 微笑みながら、すべてを見守っているよ
どこにでも連れていっておくれ

I´ll follow, follow
Your heart is the heart I´ll follow
Softly, slowly you look my way
No words are said but still I hear inside my head
Follow, follow, follow
連いていくよ君の心の行く先に、僕の心が連いていくのさ
やさしく、ゆっくりと。
君も僕の行く所を見てみてごらん
言葉に出しては言わないけれど
僕には聴こえるんだ
連れ立っていこう 一緒に行こう


*他人に対しては、“Follow me”は、やや横柄な言い方のようで、「こちらです。(ついてきて下さい)」は“Come this way ”が決まり文句。


*‘ follow ’には「(人の言う事を)理解する」や、「見守る」「従事する」という意味もあるので、夫婦や恋人が、時に相手の先になっったり後になったりしながら、前に進んで行くという解釈もなりたつようです。

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