2011年2月6日日曜日

Honesty


英語でいうところの、honestyとは、どういう意味なのか? 歌の中に、‘ truthfulnessを見つけようとしたら、それは難しいぜ ’や ‘ sincerityを欲する時は君に頼るしかない ’というフレーズがあり、それらと重なる部分が大きいと知らされます。飾り気のない、本当の姿、気持ちーこそが、善悪を超えて、人の胸を打つ瞬間があることを伝えてくれる歌。流行っている当時はほとんど惹かれず仕舞いでしたが、改めて聴くと、メロディが詞の意味に合わせて上下していくので感情移入しやすく、テンポもゆっくりで聴き取りやすいため、発音練習には適しているように思えました。映像は、ローマでのライブ(2006)。


◯作詞作曲は、ビリー・ジョエルBilly Joel。アルバム『ニューヨーク52番街』(1978)で発表。翌1979年、同アルバムからの第3弾シングルとしてリリース。


◯発表当時の歌声はこちら→http://youtu.be/G4BGHOUxzK8 。レコードになる以前のデモはこちら →。http://youtu.be/7ZqvdoC-ei0


◯特に日本での人気が高く、カバーも多く、CM等にも使用されている。


◯ビヨンセが、日本企画版『ラヴ・デスティニー』(2008)でカヴァーしている。

【歌詞】
If you search for tenderness
It isn't hard to find
You can have the love you need to live
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind
It always seems to be so hard to give
もし、優しさを探しているなら
見つけるのは難しくはない
日々を満たすのに必要なだけの愛を手に入れる事ができるさ

けれどももし、真実を探しているなら
盲目になったと同じようなものさ
それはいつだって、与えることがとても難しいことだから



Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
オネスティ、正直であること、とても孤独な単語
皆本心を隠している
オネスティ、正直でいること、滅多に聴こえて来ない言葉

でも 僕には必要なんだ
特に君の本当の姿が


I can always find someone
To say they sympathize
If I wear my heart out on my sleeve
But I don't want some pretty face
To tell me pretty lies
All I want is someone to believe
いつでも見つけられる
人の心の傷をみて同情を寄せるような人は
さらけ出して言えばいいだけさ
けれど、カワイイ顔でカワイイ嘘を言うような人は要らない
望んでいるのは 信じられる人さ



Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
正直という真実、とても寂しい言葉
世の中は皆とても不誠実
真実なんて、ほとんど聞こえてこない
だから、僕が君に求めているのは真実



I can find a lover
I can find a friend
I can have security
Until the bitter end
Anyone can comfort me
With promises again
I know, I know
恋人も見つけられるし
友達も見つけられる
でも気休めの安らぎには

苦い結末が待っているだけ
慰めるなんて誰にでもできる

口約束なんて簡単さ
そんなこと、わかっている
わかっているのさ


When I'm deep inside of me
Don't be too concerned
I won't ask for nothin' while I'm gone
But when I want sincerity
Tell me where else can I turn
Because you're the only one that I depend on
僕が一人で深く考え込んでいても
心配し過ぎないで
そういう時は何かして欲しい訳じゃないんだ
でも 誠意を求める時は
他のどこに向かえるだろう
君は心から頼りにしている唯一の人なんだよ




Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
正直さ、誠実さ、淋しい響き
皆建前で生きている
飾らずにいること、直接触れることが滅多にないんだ
君に求めているのは真実の姿
それだけでほとんど充分なんだ


※ wear one's heart out on one's sleeve=心の内を素直に話す

2 件のコメント:

  1. 私が20代のころ、良く聴いてました。懐かしい。あの時は髪の毛ふさふさだったです。今でもレコード大切に保存して有ります。この歌聴くと色々思い出してほろっときました。

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  2. コメント、有難うございます。歌っていたビリーも、‘ふさふさ’→‘てかてか’。今日は、もう少し古い1977年の‘You Light Up My Life’を取り上げてみました。本当のオリジナルを全く知らずにおりました。お読み頂ければ、幸いです。何とぞ宜しくお願い申上げます。日付が変わる頃、アップ予定です。

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